農業じゆう人

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線香花火

2017年09月09日 13時25分45秒 | 雑学
   9月になったの花火の話題? 実は昨夕近くの公園で子たちが花火をしていたんです。
   今は日中は暖かくても夕方はだいぶ涼しいのに子たちはわいわいがやがやと楽しそう!
    近くにいたお母さんらは、買っておいた線香花火、天気が悪く残っていたので・・
    明日は学校も休みだし、何となくいいかな?と思って・・と話していました。

   私共のような歳になれば、夏でも花火で遊ぶなんてことはまずあり得ない・・が
   今年は孫が泊まりで遊びに来たのをチャンスに、何十年ぶりか?遊んじゃいました。
   パチッ・・パチ パチッ ― ― と、花火が美しく散る線香花火は夏の風物詩といえる!
   私メなど、子どものころは友達とどちらが、玉が落ちないよう長く持たせるか?などと
    願いながらよ~く遊んだものでした。 長くもたせるコツは何か?

   まずは歴史から調べてみました。 
    線香花火に詳しい東京都台東区蔵前の花火問屋「山縣商店」に伺った。
    「線香花火という遊び方はおそらくだが、江戸初期の1680年ころには確立していた」
    そう説明するには“山縣会長”
    1680年に発刊された京都の俳諧選集「洛陽集」には、ワラの先端に火薬を付けた
     花火を香炉に立てて女性が遊んでいる様子が詠まれているそうだ。
     
    線香花火は2種類あり、当時うたわれた線香花火は「スボ手牡丹」と呼ばれるワラや
     アシの先端に火薬を塗ったもの。 先端に火をつけてパチパチと火花を散らす姿を
     見て楽しんだそうだ。仏壇に供えられる線香に様子が似ていることから、線香花火
     という名がついたとの説があるという・・?
     スポ手のスポはワラやアシのこと。牡丹は大きくきれいな花として、美しく立派な
     ものを形容していたため、その名がとられたとされているとか?

    今の日本ではよりなじみが深い、和紙のこより状の線香花火「長手牡丹」が生まれた!
     とされるのはスポ手牡丹の登場より遅い1800年以降とされているそうだ。
     1830~1847年ごろに描かれたとみられる渓斎英泉の浮世絵「線香花火」には
     長手牡丹を楽しむ子どもの様子が描かれているという。
     「長手牡丹」の長手とは長く手でよる、という意味。 ‘よる’ってわかるかな~
     江戸では河川が大きく、護岸が整備されていたためアシやワラが採りづらい。
     紙の産地が近く、和紙が手に入りやすかったため、スポ手よりも長手牡丹が普及し
     たとされているという?

    関西では川岸に自生するアシが採れやすかったせいなのか? スポ手牡丹が普及
     したのでは・・という。 そのなごりで、現在でもスポ手は西日本の線香花火、
     長手は東日本の線香花火として親しまれているという。

   3000年近く、ほとんどその形を変えていないという線香花火。
    魅力は火花の散り方の変化にもあると、先の山縣さん
    「移り変わる表情に名前がついている花火は線香花火だけです」・・と
    最初は「牡丹」。 次に最も激しく、美しく燃えている状態が「松葉」・・。
    松葉のように広く、激しく火花が飛び散る。 その勢いが徐々に失われ、下の方に
    柳のようにしなだれた火花の状態になっていくのが「柳」。
    そして最後は小さな火花が散っては咲く「散り菊」。

   火を長持ちさせるにはどうすればよいのか・・?
    山縣会長はコツは2つだという。  一つは火薬部分の上部をもう一度よること。
    流通過程でほどけたこよりを再度ねじると、強度が増し、玉を支えやすくなる。
    もう一つは火をつける角度だそうです。 
    「火に対して、下斜め45度で先端にのみ火をつけること」。 こうすることで一気に
    火薬に火がつき、燃え尽きることがふせげると教えているそうです。

    また、風が弱い日や風を遮れる場所を選ぶとよいし、自分の体で風を避けたり、
     円を作るような形で複数人集まって風を防いだりするなどの工夫も必要。
    普通の花火で遊ぶときは、火があたらないように気をつけなければならないが
     線香花火は比較的近づいて寄り添いながら遊べます。
    ただ、あくまでも火を扱うものなので、基本的に花火は振り回さないこと。
     バケツに水を用意し事後処理も含めキチンと管理することが非常に重要です。

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