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新たな「銀行」続々と

2024年09月28日 12時42分17秒 | 雑学
  鉄道・航空会社や専門店が銀行と組んで展開する新たな金融サービスが続々と登場している。
  最近もJR東日本の「JRE BANK」が始まって話題になった。 従来の銀行とどこが
  違うのか。 その仕組みや特徴を調べてみた。

 

  事業会社と銀行が組んだ金融サービスは2020年頃から目立つようになってきた。 預金
   や融資、決済といった銀行の持つ機能を外部に提供する「Ba a S(バンキング・アズ・ア・サ
   ービス)
」という仕組みを活用している。
  事業会社は銀行のシステムを活用し、スマートフォンアプリなどを通じて様々なサービスを
   提供する。 原則として銀行のように預金や振り込みといった使い方もできる。 さらに
   事業会社それぞれの分野や強みを生かした特典も用意しているのが売りだ。
  5月にサービス開始のJRE BANKでは口座の残高や利用状況に応じた特典を付与する。
   たとえばJR東日本管内の片道料金が4割引きになる優待割引券がある。 残高50万円
   以上で系列カードの利用が代金の引き落としがあれば1枚といった条件があり、新幹線で
   も利用可能だ。 最大で年間10枚もらえる。 ただし有効期限がある(受け取った月を含
    めて6カ月後の月末まで)

  JR東日本のポイントサービスを使い、新幹線停車駅からランダムに選ばれた4つの駅のど
   こかに行ける往復チケットを入手できる「どこかにビューン!」も特典の対象になってい
   る。 通常よりも少ないポイントで利用できる。 モバイルSuic限定の特典では東海
   道 本線などの普通列車グリーン券を無料でもらえる。ともに口座残高などの条件がある。
  他の事業会社のサービスでも様々な特典を設けている。 日本航空の「JALNEOBAN
   K」では給与の受け取り口座や口座振替などの銀行取引でもマイルがたまる。
   「高島屋ネットバンク」では「スゴ積み」を利用できる。 従来のタカシマヤ友の会での
   積み立てと同じく、毎月定額を積み立てていくと、1年後には13カ月分を満期金として
   受け取れる。 ただし、この満期金は高島屋での買い物だけに使える。

  ちなみにJRE BANKは楽天銀行、JAL NEOBANKや高島屋ネオバンクは住信S
   BIネット銀行、NTTドコモのdスマートバンクは三菱UFJ銀行の銀行システムをそ
   れぞれ利用する。 預金の利率、ATM利用や振り込みなどの手数料は基本的に母体とな
   る銀行と同様だ。 こうしたサービスが広がりつつある背景について経済ジャーナリスト
   の”荻原博子さん”は「狙いは顧客の囲い込み。 それから銀行を中心とする『経済圏』を
   つくることだろう」と指摘する。
   経済圏とはモノの購入やサービスの利用から、クレジットカードや電子マネー、コード決
   済などでの支払い、口座引き落としまで、グループ企業で完結するのを目指すもの。 ポ
   イント付与などの特典によってお得感を強調し、顧客を取り込み、逃がさないようにする
   方策だという。
  こうした金融サービスを利用する際、どんな点に注意したらいいのか。 荻原さんに聞いた。
   ●まずこうしたサービスを手掛けるのは店舗を持たずにインターネットでの取引が中心の銀
   行が多く、自前のATMを持たないケースが目立つ。 現金を利用する機会がある場合、
   口座開設前に無料で入出金ができるATMが近くにあるか確認しよう。
  ●それから公共料金の引き落としなどに対応していないケースもあるという。 これまで引
   き落としていた銀行口座から乗り換える場合は気をつけたい。
  ●いろいろな特典を利用したいからと口座を増やしすぎると、今度は管理するのも大変にな
   る。 使う場面が多いかなど見極めて選びたい。 荻原さんも「口座は3つ程度に絞るの
   を勧めたい」と話す。
  開設した口座の預金は預金保険制度の対象となる。 仮に銀行が破綻したとしても、1金融
   機関あたり元本1000万円までとその利息は保護されます。 ご承知おきを。

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