ここ数日は猛暑から蒸し暑さに変わって、朝夕は幾分過ごしやすくなってはいますが・・
近年はよく猛暑に襲われる我が日本。特に今年は異常気象なのか各地で猛暑が続いている。
この暑さに負けたのかor年なのか?ぐったりしてラジオを聞いていたらこんな話を聞いた・・。
それは気象情報会社(株)ウエザーマップの“M社長”(天気予報を非常に分かりやすくした人)がいうには、
今この日本で最も暑いのはどこか?を巡ってホットな争いが繰り広げられているんだと・・。
首都大学東京の研究チームの観測で、埼玉県川越市が日本一暑い可能性があるのでは・・と
東京で起きている都市部の気温が周囲より高くなる「ヒートアイランド現象」が、特異な暑さを
もたらしているんではないかというもの。
「小江戸」と呼ばれる川越の市街地から北東へ約5㌔
離れた田んぼの真ん中にある川越市立芳野小学校。
「川越の中でもこの辺りの気温が一番高い」と語るの
は研究チームを率いる“三上同大名誉教授”です。
教え子の“大和・長野県環境保全研究所研究員”と共
に、7月上旬に現地を訪ねたそうです。
当日は快晴で気温36度。太陽がじりじりと照りつけ、
汗がしたたり落ちるような天気だったそうだ。
チームは2006年、ボランティアの助けを借り、首都
圏に独自の観測網「広域メトロス」を作った。
小学校の百葉箱などに気温の自動測定器を置き、
10分ごとの測定データを収集・分析する。
観測点は約200ヵ所。 気象庁が同地域で展開する
気象観測システム「アメダス」よりも1桁多い。
約10年間に及ぶ研究結果、観測範囲内で日本有数
の暑い都市として知られる同県熊谷市よりも、川越の
方が典型的な夏日に1~2度気温が高いことを突き
止め、今年5月末に英気象学会誌に発表した。
三上名誉教授は「測器は厳密に検定しており、精度
は十分なものと考えている」と胸を張っている。
日本の過去の最高気温は左の図一番下にあるようにトップは13年8月12日の高知県四万十市
江川崎の41.0度。 2位は07年8月16日の40.9度。熊谷と岐阜県多治見市で観測。
この日、広域メトロスでは、川越は41.6度だったといわれている。 三上名誉教授はいう
「気象庁の観測点があれば、日本最高になっていたハズだ!」と振り返っている。
ちなみに、アメダスがない市区町村でも気温の予報は出ている。これは気象庁の数値予報と呼
ばれるシュミレーション結果から推定される情報だ。ただ予報はしても観測記録がないので、
「宿題の答えあわせうぃしていない」状況がずっと続いているという。
研究チームは川越が暑くなる科学的な理由も考察した。 主な要因は2つあるという。
●一つは東京湾や相模湾を北上する海風が東京のヒートアイランドに遮られ、約40㌔風下の
川越に届く時刻が近隣よりも遅くなること。 大和研究員は「1日のうち日射が最も厳しい
午後1~3時ごろまで海風が来ないため、周辺より気温が上がる」と話す。
●もう一つは、ヒートアイランドで生じた上昇気流が降下して拡散するのが川越付近という?
気流は下降する際に加熱される性質があり、地上の気温上昇をもたらす。
東京から約60㌔離れた熊谷には下降流が届かず、最高気温が川越に及ばないという。
熊谷や群馬県館林市、多治見市などは主に、山地を越えてくる風が下降する際に気温が上が
るフェーン現象の影響で暑くなる・・。 一方、東京のヒートアイランドが川越に及ぼす影響の
方が大きいというのが研究チームの見立てだそうだ。
それほど東京のビル街や交通が生み出す熱量は大きいということになっている証拠・・?
広域メトロスの前身である「メトロス」は03年度に始まった。 当時の“石原都知事”が、都の
環境政策でディーゼル粉じんの抑制と並ぶ柱として、ヒートアイランドの緩和を打ち出した
のがきっかけだという。チームは都の委託を受け、ヒートアイランドの実態を探るために・・
東京都内の約100ヵ所で観測してきたんだそうです。
都の事業が05年度で終了した後、研究チームは首都圏の大学の研究者たちの支援を受け
て観測点を拡大。現在の広域メトロスは首都大の“高橋教授”が代表となり、文部科学省の
科学研究費補助金のもと、21年度まで観測が続くことが決まっているという。
気象庁の観測点がなくても最寄りのアメダスより暑い場所が他にもあってもおかしくない・・。
川越を含め、もっと多くのアメダスを配置すればそれらが見つかる可能性もあるハズ。
しかし、気象庁の“山口地域気象観測係長”は「防災や生活環境の観点から今の配置が最適と
考えており、増やすことは考えていない」と話しているそうです。
各地の暑さ目標は、今や夏の風物詩の一つとなった感がある?
熱中症などに用心しながら、暑さと向き合って過ごしていきたいものですネ~
何だかんだ言っても、暑さはこれからが本番! 体調管理には気を付けてお過ごしください!
近年はよく猛暑に襲われる我が日本。特に今年は異常気象なのか各地で猛暑が続いている。
この暑さに負けたのかor年なのか?ぐったりしてラジオを聞いていたらこんな話を聞いた・・。
それは気象情報会社(株)ウエザーマップの“M社長”(天気予報を非常に分かりやすくした人)がいうには、
今この日本で最も暑いのはどこか?を巡ってホットな争いが繰り広げられているんだと・・。
首都大学東京の研究チームの観測で、埼玉県川越市が日本一暑い可能性があるのでは・・と
東京で起きている都市部の気温が周囲より高くなる「ヒートアイランド現象」が、特異な暑さを
もたらしているんではないかというもの。

離れた田んぼの真ん中にある川越市立芳野小学校。
「川越の中でもこの辺りの気温が一番高い」と語るの
は研究チームを率いる“三上同大名誉教授”です。
教え子の“大和・長野県環境保全研究所研究員”と共
に、7月上旬に現地を訪ねたそうです。
当日は快晴で気温36度。太陽がじりじりと照りつけ、
汗がしたたり落ちるような天気だったそうだ。
チームは2006年、ボランティアの助けを借り、首都
圏に独自の観測網「広域メトロス」を作った。
小学校の百葉箱などに気温の自動測定器を置き、
10分ごとの測定データを収集・分析する。
観測点は約200ヵ所。 気象庁が同地域で展開する
気象観測システム「アメダス」よりも1桁多い。
約10年間に及ぶ研究結果、観測範囲内で日本有数
の暑い都市として知られる同県熊谷市よりも、川越の
方が典型的な夏日に1~2度気温が高いことを突き
止め、今年5月末に英気象学会誌に発表した。
三上名誉教授は「測器は厳密に検定しており、精度
は十分なものと考えている」と胸を張っている。
日本の過去の最高気温は左の図一番下にあるようにトップは13年8月12日の高知県四万十市
江川崎の41.0度。 2位は07年8月16日の40.9度。熊谷と岐阜県多治見市で観測。
この日、広域メトロスでは、川越は41.6度だったといわれている。 三上名誉教授はいう
「気象庁の観測点があれば、日本最高になっていたハズだ!」と振り返っている。
ちなみに、アメダスがない市区町村でも気温の予報は出ている。これは気象庁の数値予報と呼
ばれるシュミレーション結果から推定される情報だ。ただ予報はしても観測記録がないので、
「宿題の答えあわせうぃしていない」状況がずっと続いているという。
研究チームは川越が暑くなる科学的な理由も考察した。 主な要因は2つあるという。
●一つは東京湾や相模湾を北上する海風が東京のヒートアイランドに遮られ、約40㌔風下の
川越に届く時刻が近隣よりも遅くなること。 大和研究員は「1日のうち日射が最も厳しい
午後1~3時ごろまで海風が来ないため、周辺より気温が上がる」と話す。
●もう一つは、ヒートアイランドで生じた上昇気流が降下して拡散するのが川越付近という?
気流は下降する際に加熱される性質があり、地上の気温上昇をもたらす。
東京から約60㌔離れた熊谷には下降流が届かず、最高気温が川越に及ばないという。
熊谷や群馬県館林市、多治見市などは主に、山地を越えてくる風が下降する際に気温が上が
るフェーン現象の影響で暑くなる・・。 一方、東京のヒートアイランドが川越に及ぼす影響の
方が大きいというのが研究チームの見立てだそうだ。
それほど東京のビル街や交通が生み出す熱量は大きいということになっている証拠・・?
広域メトロスの前身である「メトロス」は03年度に始まった。 当時の“石原都知事”が、都の
環境政策でディーゼル粉じんの抑制と並ぶ柱として、ヒートアイランドの緩和を打ち出した
のがきっかけだという。チームは都の委託を受け、ヒートアイランドの実態を探るために・・
東京都内の約100ヵ所で観測してきたんだそうです。
都の事業が05年度で終了した後、研究チームは首都圏の大学の研究者たちの支援を受け
て観測点を拡大。現在の広域メトロスは首都大の“高橋教授”が代表となり、文部科学省の
科学研究費補助金のもと、21年度まで観測が続くことが決まっているという。
気象庁の観測点がなくても最寄りのアメダスより暑い場所が他にもあってもおかしくない・・。
川越を含め、もっと多くのアメダスを配置すればそれらが見つかる可能性もあるハズ。
しかし、気象庁の“山口地域気象観測係長”は「防災や生活環境の観点から今の配置が最適と
考えており、増やすことは考えていない」と話しているそうです。
各地の暑さ目標は、今や夏の風物詩の一つとなった感がある?
熱中症などに用心しながら、暑さと向き合って過ごしていきたいものですネ~
何だかんだ言っても、暑さはこれからが本番! 体調管理には気を付けてお過ごしください!