農業じゆう人

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米飯を「茶碗」で食べる日本人

2018年05月23日 12時33分18秒 | 雑学
  家庭内での食器について、「お父さん用のスプーン」とか「〇〇くん専用の皿」とかを
   決めているご家庭はあまりないと思いますが、「箸や茶碗」については使うものを
   個人ごとに決めている家が多いのではないでしょうか・・?
  海外で過ごしたことのある人に聞くと、この習性は外国ではほとんど見られないという
   これは日本独自の食文化のなんではないのだろうか?という。

   お茶を飲むのに使われるカップは世界各地でさまざまな形をしているそうですが、
    日本の「茶碗」はお茶を飲むだけの専用ではなく、私たちは「茶碗」という言葉で
    実に様々な容器を表現しています。  ご飯を食べる器も、お茶を飲む湯飲みも
    「茶碗」というし、ヤケ酒はだいたい「茶碗酒」で飲む?「茶碗蒸し」を作るのに
    使う容器だって「茶碗」と呼ばれていますでしょ・・・。

  しかし「茶碗」とは、今更いうまでもなく、もともと喫茶のために作られた容器なんだ
   そうで、中国大陸で作られたものが朝鮮半島を経由して、茶器として奈良時代から、
   平安時代あたりに、茶と一緒に日本に伝来したと考えられているそうだ。

  茶碗を中国では古く「盌」という漢字で表していたそうだ。
   「盌」は《皿》の部分で意味を、上にある《宛》の省略形で発音を示しているが、
   それがのちの中国では容器の材質によって漢字を書き分けるようになり、木製のもの
    を「椀」、陶磁器のものを「碗」で表したという。
  今 日本でも「碗」と「椀」の使い分けが行なわれていますが、しかし中国語では漢字
   だけでなく、名称そのものをハッキリと区別して表現し、ご飯を食べる容器を「飯碗」
   スープを飲む容器を「湯碗」、そしてお茶を飲む容器を「茶碗」と呼ぶそうです。

  一方日本では中国から伝来した喫茶の習慣が普及するとともに、「茶碗」が一般的な
   名詞として定着し、喫茶以外の用途に使われる陶磁器も「茶碗」と呼ばれる・・。
  私たちが普段何気なく使っている「ごはん茶碗」は、よく考えれば非常に不思議な名称
   であって、米飯が盛られるのならば、本来は中国語のように「飯碗」というべき?
   にもかかわらずそこに「茶」という漢字が使われるのは、おそらく喫茶という習慣が
   長期にわたって社会に深く定着していたからなんでしょうか・・ネ

  日ごろから毎日使っているのに考えてもみなかったです・・「椀or碗?」 
   今は陶器のものを使っているので「飯碗?」なんでしょうか・・?
   混乱してご飯がおいしく食べられなくなってしまいそう ・・ で~す。