農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

七草

2017年01月07日 12時47分30秒 | 
   新年も早「7日」! きょうはもう「七草」・・本当に月日の経つのは早いものですな~
     (年のせいかもしれませんが、つくずくそう感じてなりません)
   それと今朝はとっても寒かったです。 我が街近辺で氷点下3.8度を記録
   恒例の“ウォーキング”も一番冷えこむ時間帯なので深々と寒さが身に沁みました。 
    バカですネ~そんな中歩くなんて・・でも昨朝の旭川市ー26.3度と比べれば少々まし?
   終盤に菜園に立ち寄ってみたら、一面霜で真っ白け!  イチゴ苗が寒そうでした
     
  家に戻って一服していたら、猫の額の庭?(隙間)に「メジロ夫婦?」がやってきていました。
   交互にチョッと熟しすぎたリンゴを食べているのを見て、少し心が温かくなりました!

   先日、壁掛けの古い時計が止まってしまっていたので・・電池を買いに近くのコンビニへ・・
   電池を探していたら、おにぎりや弁当が並ぶ棚に、見慣れぬ黒い容器が、何かと手に取ったら
    「七草粥(かゆ)」と表示があった。 ていねいに小袋の塩も付いていたいました。
     (そうか!もう七草か~!と今更ながら気づく能転気な私メ・・世間ずれにガッカリしました)
   レジで店員さんに聞くと“昼頃になるとパーッとはけますよ”とのことでした。
   今の世の中、大きく変わっちゃったと思っていましたが、古くからの風習がまだしっかりと
    残っていること・根を張っていることに驚きを感じました・・でもホッともしました~
   
   「正月七日、雪のない所から菜を摘む」と枕草子にある。
    7種の菜を吸い物にする習わしがあったようだ。
         
    おかゆにし始めたのは室町時代からなんだそうだとか・・?
    江戸期には害鳥を追い払う「鳥追い」の行事と結びつき、「鳥が渡ってくる前に」などと
     はやしながら、まな板をたたいたという。 災いを遠ざけ、豊作を祈る意味があったのだ。
 
    「かゆには十の利益あり」。
     福井県の永平寺で修業する僧は、食事の前にこんな経文を唱える。    
     「色つやがよくなる」「気力が増す」など主に体への効用が続くが、かゆが出てくる
     中国の故事には「栄華のはかなさ」を説くものもあるそうだ。 「邯鄲(かんたん)の夢」です。
      貧乏書生が邯鄲の町の茶店で、仙人に身の不幸を嘆く所から始まるもの・・
       仙人は書生に青磁の枕を授けた。
       書生は夢の世界で50年間、人生の絶頂とどん底を味わい尽くす。
       目覚めれば、仙人と会った同じ日で、眠る前に作りかけのかゆは、煮上がっても
        いなかった、というものだ・・。

      いま、トランプ次期米大統領が「わが世の春」とばかりにつぶやき続けています・・が
       故事への感想をぜひ聞いてみたいものです。

      ちなみに?いまさらですが・・「春の七草」は下記の通りです
        ① 芹(せり) 川辺・湿地に生える    ② 薺(なずな) ペンペン草
        ③ 御形(ごぎょう) 母子草(ははこぐさ) ④ 繁縷(はこべら) 小さい白い花
        ⑤ 仏の座(ほとけのざ) 正しくは、田平子(たびらこ)
        ⑥ 菘(すずな) 蕪(かぶ)        ⑦ 蘿蔔(すすしろ) 大根(だいこん)