Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

寒くなると(気温が低くなると)機器のトラブルが増えて来る

2016年01月25日 | ピュアオーディオ
夏場と冬場では機器のトラブル頻度が違ってきます。化学反応は10℃違えば2倍以上の差が出てきます。オーディオ製品も化学反応を利用したパーツも有れば、オイル等のメカニカルな動作をする機器も有ります。これらが気温の変化で不具合が出て来る場合が有ります。

電気的パーツでは「コンデンサー」が気温に敏感です。何故なら「化学反応」を利用したパーツですので、気温が下がれば活性化度が下がります。古い機器などで一部容量ヌケしたコンデンサーが有れば、冬場にトラブルが出てきます。中古機器に多いトラブルのパターンです。

光学式のピックアップ部も気温差で静電気を帯び易くなり、「レンズの曇り」が出やすくなります。CD機やMD機では定期的にピックアップの清掃が必要になります。

オープンリールデッキやカセットデッキではメカニカルな部分に「注油」がして有り、これが温度が下がると固まって来ます。そうなると「反応が渋く」なります。そうなるとタイミングが遅れて正常に動かなくなります。カメラのレンズも同じような事が云え、同じ方向でストック保管すると、重力方向にオイルが集まってしまい、回転が軽くなったり重くなったりします。

こう云う場合でも、「使ってやる事」が非常に大事です。冬場の気温の低い時期にこそ使ってやらないと、機器の寿命が短くなります。一度不具合になってしまうと、「不具合部品の交換」をしないと復帰できなくなります。要するに「故障」します。