昨日は「オーディオ道場」に管球パワーアンプの修理依頼品を受け取りに云っていました。当該のアンプは6L6ppステレオアンプ(約20W/ch)のアンプで、モニタールームのEC-138用のアンプです。内部配線をTrail仕様にしていますが、最初期のTrail仕様なので「配線技術」が未熟な所が有って、時々配線が半田付け部で外れる様で「ノイズ」が出て来ました。そこでもう一度配線の確認とノイズの原因修理をお願いしていました。
硬い単線の配線になりますので、チョッとした曲げ具合で半田付け部の端子を引っ張ります。この応力がかかりっ放しになると半田付け部でルーズコンタクトが発生します。この不具合個所を探すのが大変です。
他のTrail仕様のアンプはどれも1年以上無事故ですので、この1台のみが何回も手直しになっています。今日はこのアンプの手直し配線(普通の配線でされている)をTrail仕様の配線に交換しています。たいへん手間と根気が必要です。