Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

6L6シングルアンプのTrail仕様化完了

2008年08月11日 | ピュアオーディオ

先日購入した6L6シングルアンプのTrail仕様化が完了した。SP端子、RCAソケット、XLRソケットの追加とバランス化のトランス取り付けと、内部配線の交換を完了しました。写真は撮り忘れました。

オリジナルでもそこそこのサウンドを出していたので「音質」には非常に期待していたのです。回路も非常にシンプルで特段のトラブルもなくバランス伝送化が出来たのがありがたいです。

Trail仕様のアンプもこれで10台目ぐらいになりますが本当にこんなにうまく行ったのは初めてでした。バランス化しても「ノイズ」に悩まされることもなく素晴らしい質感になりましたし、取り扱いも他のTrail仕様のアンプと同じ仕様になりましたので非常に使いやすいです。現在初段間は「CV-1173」(HL4)、パワー管6L6G(シルバニアVT-115)、整流管5U4Gと付いてきた物をそのまま使っています。前ユーザーさんがどれくらい使った球なのか判らないので明日「新品球」に交換してその性能を確認していきたいと思います。色々なメーカーの6L6同等管を所有していますので聴き比べが楽しみです。


ハーベス HLモニター MKⅢ のTrail仕様化完了

2008年08月11日 | ピュアオーディオ

Blog_009 本日ハーベス HLモニター Mk‐ⅢのTrail仕様化が完了しました。このSPはうまく箱鳴りを利用している為か低音の量感が非常に多いです。オリジナルの状態なら文句なくBC‐Ⅱより聴きやすいバランスと音数をしています。

Blog_007 ただ、オリジナルの状態ではユニットの潜在能力を出し切っているとは言えないので、Trail仕様にして聴き比べたいと思っています。

ユニットが少ない分配線もネットワークもシンプルで改造しやすいと思ったのですが、ネットワークの配線の取り出しが非常に細く、ひと工夫致しました。これでしっかりした端子受けを作り「化け物ケーブル」で内部配線を完了しました。

Blog_008 内部配線を交換してまず最初に感じたのは「非常に澄み切ったキレとヌケのあるサウンド」になったと感じました。シンバルの打音も余韻まできちんと出せるようになっています。音数はオリジナルとは比べ物にならないほど増えています。やっと鳴らし始めですのでまだ本来の性能は出ていないと思います。これから2週間くらいはじっくりと可愛がってあげないと「良いサウンド」は出してくれません。

個人的にはBC-Ⅱの高域の「艶」とバランスの方を好みますね。ハーベスは可もなく不可もなくの「音色」でBC-Ⅱの様な「トピック」がない様に思います。ユニットが少ない分お金もかかっていないように感じます。

ハーベスはソースに低音が入っていなくても鳴っているような?それに対してBC-Ⅱはソースの情報に正確に反応していて、低音が入っていれば即座に反応し、入っていなければ出てこない。SPとしての「つくり」は文句なしにBC-Ⅱの方が上ですね。