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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオにおけるケーブルの位置付け

2007年12月11日 | ピュアオーディオ

オーディオにおいて機器の存在ばかり強調されてきた歴史が有りますが、一部有志の方の間では「ケーブルはオーディオ機器」の位置付けが出来つつ有ります。

自分も実際そうであると認識しています。ステレオから出てくる音の半分以上が「ケーブルの音」で出来ていると感じています。機器の占める割合は40%ぐらいではないかと思うこともしばしば。

「電気が流れれば良い」ぐらいの感覚で使用されているステレオのサウンドは「それなり」の音です。ケーブルの音質に係る重要性を認識している方はこぞって「良いケーブル」を探しています。

ところがこの「良いケーブル」の判断の仕方や音の性格を正しく判断する「スキル」が標準化されていないのである。ケーブルのつまみ食いをしてもルールもスキルも有りません。体系化して評価することが大切だと思います。その方法が自分の中では固まりつつあります。


オーディオの大先輩

2007年12月11日 | ピュアオーディオ

新電源ケーブルの陰になって掲載が遅くなりましたが、12月7日に東北福島県からオーディオの大先輩が来社され、当方のモニターシステムを聴いて頂きました。

開口一番「優しい音だなあ」と仰られたので、私がきょとんとしていると「人柄が音に表れる」との事。思いがけないお言葉なのでどう答えてよいか迷いました。

JBLのフラッグシップ機は殆ど使用されてこられて現在はアバンギャルドのDUOをレビンソンの20.6L(モノ×2)でドライブされています。今年4月にSTEREO誌の「オーディオ巡礼」で当方をお知りになり、DUO専用トレールをご注文いただきました。

トレールを使ってもなお、DUOの低音は今一なのだそうでその対策をご検討でした。

お帰りになられてから直ぐにSCE-45の製作・評価に入りましたので、あと一週間遅く来られておれば、更に「音質アップ」したサウンドをお聞かせ出来たのにと残念です。でもこのSCE-45の完成で低音の質感アップが簡単に出来る事が判り、試聴の申し込みをいただきました。


電源ケーブル交換後のその後

2007年12月11日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムの電源ケーブル交換後丸1日が経ち、ケーブルの馴染みも出来てきました。

このシステムを聴くと他のシステム(アルテック・RCAホーン・707Jシステム)がまったくおもちゃの様に聴こえます。(電源ケーブルのみの違いです) 困りました。他のシステムへも水平展開を考えないといけません。こちらはゆっくりと進めます。

本日お客様が2組見えられまして、アルテックシステムとオリンパスシステムを聴いていただきましたが、「アルテックも良いけどオリンパスを聴くとかすんでしまうね」とのご感想でした。

一人の方は2年ほど前にこのオリンパスのサウンドを聴いていらっしゃいますが、別物クラスに音が良くなっているとのコメントをいただきました。

しかしながら、ラックの裏のケーブル群を見て、ケーブルの太さと数の多さにビックリしておられました。(3ウェイマルチはケーブルの数が半端じゃ有りません)

現在のオリンパスのサウンドは「琴線」に触れるサウンドがします。出ている音の一つ一つがしっかり存在感があり身体をなでて行きます。ツルっとした質感では有りません。深みがあって反応が早く周波数レンジもダイナミックレンジも大きいです。このシステムのサウンドが耳に焼きついたら他のシステムが聴けなくなるのが怖いくらいです。出ている音そのものが「音楽的」です。