二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

春分

2011-03-21 16:29:58 | 徒然に想う

日天の中を行きて昼夜等分の時也(暦便覧)。今日は冷たい雨、同じくらいといわれても実感できぬ。朝一時間半ほど歩けたが、午後散歩には出られない。しかも、花寒とでもいうのだろうか、いやまだ開花はしていないから、それは早いか。セーターを着ていてもどこかうすら寒い。

そういば、雨をはじく音がいつもより鮮明…。 スーパーやコンビニ、ドラックストア、本屋。今どこに行っても静か。節電の為に音を流してない。あぁ、むしろ、今まで無駄に音を流していた。明確に音楽とか区別できなくとも耳に届いていてザワザワしていたということだ。これがいい、これがいい。雨の音や鳥たちの声がよく聞こえる。

今年の春分は一つ、月の女神がプレゼントを持ってきてくれている。晴れれば、月齢16、17の月。しかもスーパームーンと呼ばれ普段より大きく見えるのだそうだ。地球と月との距離が一番短くなり、14%も大きく見える現象が起きているという。なんでも92年以来19年ぶりのこと。今回の地震も関係するとかしないとか、騒がしい人たちがいる。

あの地震からすでに10日。何をしたか…。今週末あたりから燃料供給の問題が解消されるとWebで読んだ。原発の事故のこともあるが、多少胸をなでおろす。そう、被災地はどんなに寒かろう。暖が取れるよう、取りやすくなるようにと願うことだけだった。願うだけじゃなく、なにか動けないか…。この冷たい雨で、つぼみの開くのが遅くなったろうか。桜の写真を、春の写真を沢山沢山撮ってアップしよう。

(昨日の神社下の公園のわきのソメイヨシノのつぼみ)

 

今日の一枚:沈丁花、家の近所の庭先で。ちょうど雨がぽつぽつと降り出した6時20分ころ。まだ、満開ではないがいい香りが漂う。 遊水池の植え込みのモクレンも咲いてきた。でも…、

≪もういいかい スギナの子ども まぁだだよ≫

早く顔を沢山出しなよ。