二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

移ろいゆく

2011-03-09 21:57:35 | 徒然に想う
明け方の移り変わりときたら。あっというまに様子が変わる、その速さ。三十分前は漆黒、今まだ太陽、顔出してないがしっかり明るい。もう三十分も経つと、建物や木々を赤く染め顔をだす。

川を過ぎたとき強烈な春ね光が車内に降り注こんできた。一時間前の暖かさを感じる橙色の光。二時間前の空をコバルトブルーに染めるだけの淡い光。全く異質、でも同じ太陽が地球と作り出した移り変わり。明るくなった一時間後、二時間後でも変化は起きている。

変化は、明け出す前でももちろん。例えば北斗七星の柄杓の壁と北極星を結ぶ線の角度を追いかける。ゆっくり気付かないほどの速さで角度が変わる気がするのだが、さにあらず。頭の上で、ものごと、いつ何時も、意外に早く移ろいゆく。


《春のあかとき 自然(かみ)の御在所と ひれ伏さん》




今日の一枚:東雲の頃と言うのだろうか。日出時刻まで一時間ほど。神社にて。