寝付けない夜だった。暑いわけでもないし、疲れ過ぎたわけでもない。あれ、「特許許可局、特許許可局」と聞こえてるじゃない。深夜、2時過ぎ、だよな? 満月? こんな時間、鳥が鳴くはずがない。でも「特許許可局、特許許可局」と聞こえる。げ、幻聴? 飲み過ぎ??
幻聴でも飲み過ぎでもどちらでもいい。実際、青白い光線が枕元に降り注ぐ。鳥の鳴き声を、「特許許可局、特許許可局」で、検索すれば・・・。あぁ、あの天下取りの三人の性格を詠うという歌に出てくるあの鳥、だ。しかも、子規、ってのも。
織田信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉「鳴かぬなら 鳴かしてみせよう ホトトギス」
徳川家康「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
あは、昨晩の庵主、いや、ここに来てからの庵主なら、まさに
《夢ならば 覚めてくれるな ホトトギス》
だな。
今日の一枚:長ネギの土寄せを終えて山を下る、18時頃。