二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

雨だれを見入る

2016-05-16 14:18:41 | 徒然に想う

窓の向こうフェンスがあって、その一番下に雨の飛沫がゆっくり集まり水滴となる。ポタリとやがて落ちる。その間隔が遅いのか早いのか、どれほどなのか時計とにらめっこをしていたが、面倒臭くなってやめてしまった。ただその感覚が、見ている自分の時間のゆっくりさが気にいって、ずっと眺め続ける。はじめカエルの声がしていて、ときおり強く降り、かき消される。ウグイスが一頻り歌うとまたアマガエル。ヒヨドリ、ツツドリも交じることがあって。屋根、コンクリ、壁、フェンスなどをたたく音、音、音。こんなにゆっくり雨を楽しんだのは久しぶり。

昨日の桐見川でのBBQのあと、山にあるハットに連れていっていただいた。オンチャンが手をかけ作り上げた。現役時分、建築関係だったとのことだが、それはそれは立派、居心地がいい。テーブル、椅子が解体した家から出た梁などを利用している。手で作れるというのは、実に素敵なこと。「窓の向こう」の窓はその山小屋の窓の一つ。フェンスの向こうには、そこには緑と谷とが広がっている。

BBQ、実に多くの人に会え、多くの人と繋がり、いい時間。50センチは優に超すよな大きな鯛、グレなどをその場で刺身に。シシ肉があって、炭は参加者の一人が焼いたもののよう。子供たち、若い子ら用にソーセージもあったが、他は手作り。ワイワイ、ガヤガヤ30数名で囲んでた。終わるころからポツポツきだす。予報より早く降り出した。

スパイスが効いて、夕飯、朝ごはん、むちゃくちゃ美味かった。大家族、というのではないが、食べるときは大勢がいい。子供のころ、7人で食卓を囲む。それが普通だった。今じゃ、夢だし憧憬。それが10人近くになり、それぞれのお皿が玄人レベルですごいところに加わったのだから、それ以上のスパイスがあろうか。雨の降り方から、山がどうなっているか気になるも、こんな日、そうそうあるわけじゃないから楽しまない手はないと・・・。

 



今日の一枚:鎌井田の猫、バス停に向かう途中。昨日10時半ころ。