二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

晩春の昼寝の夢、想定外

2016-05-02 13:11:13 | 徒然に想う

ここ数日、暑くって。23℃、24℃くらいの最高気温だが、気持ちと体がばらばら、仕事に集中できない。やりたいけれど、手がすすまない。時間がむなしく過ぎゆく。で、悪いことに、昼を食べると、つい昼寝をしてまう。これが実に気持ちよく、たまらん。いけない、いけないと思うも、最近の生活はまるで「武士は食わねど、高楊枝」状態。これからの夏や暑さをいろいろ想定し、時間帯を使い分けるよう工夫してかなきゃ。

そう、5時くらいに雨戸を開け外を見ると、部屋にミカンの香りと凛とした朝の空気が広がり、山の頂上あたり朝陽に金色に輝いてるのが見て取れる。その山、ところどころ、より金色に輝やてるところがある。昨日K兄から、それは椎だと教わった。これか・・・。その時あわせて、今の風景に歴史があるんだとの話が伺えた。伺ったことで、想定以上に自分が見ているものに奥行きが広がった。

一昨日のことになるが、ネット上でこんな記事を読んだ:

 『<熊本地震>土砂崩れ想定外 国の基準満たさず指定見送る-毎日新聞 4月30日(土)7時0分配信

熊本地震の被災地となった熊本県南阿蘇村で、7人が犠牲になった2カ所の土砂崩れ現場が、土砂災害防止法で事前に危険性の周知などを義務づけている「警戒区域」に指定されていなかったことが熊本県への取材で分かった。斜面が緩やかであるなど、国の定める基準を満たしていなかったためで、県だけでなく国も「想定外」としている。しかし、火山灰が堆積(たいせき)した阿蘇地方は土砂災害が起こりやすく、過去には別の未指定の場所でも被害が相次いでいる。専門家は地質なども考慮した新たな対策の必要性を指摘している。(以下略)』(下線は庵主)

「基準」があっても、「想定外」は起きる。「基準」はどのように作られたんだろう。科学者、専門家というサイドからの目、それは確かなものに違いない。でも、一つの方向からだけで見ると、朝の山の美しさのように「美しい」ということで事足りる。が、別な視点から「椎の花」と知ることで、例えば季節感が加わり、「美しい」が広がる。椎が終われば栗だそうだ。山が、香りが変わる。どうなるか、想像(想定)が膨らむ、ワクワクする。「一つのサイド・視点」は、何か見るとき(「基準」を作るとき)、確実に違いない。が、何か見落とすことにつながってないんだろうか。あぁ、あの委員会の自信がどうしても不安で仕方ない。

 

(涼しいところをよく知ってる。消防用ホースの格納庫の下、今日の14時ころ。指がかかってしまった。)

 

 

 

今日の一枚:昨日の正午ごろ、昼を取りに帰る、車止めにて。