二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

別名探し

2011-01-20 21:18:33 | 徒然に想う
どうも、前回の中で俳句もどきで使った「さそり」と言う語がしっくりこない。西洋くさすぎる。他の言い方はないか…。

面白いもんである。いろいろだ。まず、あのエス字型すべて使うのが中国の人たちで青龍とみている。が、日本ではどうも一部。

アンタレスを見れば、アカボシ、南ノアカボシ。見たとおり。酒酔い星、二日酔いの目のことか、洒落ている。ホウネンボシ、アンタレスが顔出せば春、今年の豊作をいのろう。

アンタレスとその周辺の星を合わせると、毛色がかわる。なにかを担いでいる。カゴかつぎ星、カゴカタギボシ、カゴニナイ。カゴが多いが、なかには嫁入り道具もあって、ヨメイリボシ。これは農作業が忙しくなる前に、嫁取りなのか。樽に、粟、イネ。農作物の一杯詰まった荷物。やはり豊作を願う気持ちだろう。

サバウリボシ、ソバウリサマ。行商のおばちゃんたちの姿か、アキンドボシ。なかには、親をおぶって孝行をと教えるとろもある。

今どれほど使われるか知らないが、なんと素敵な名付け方の数々ではないか。

《ここに来い誘う青龍寒の朝》





今日の一枚:今日は大寒。冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也。一年で一番寒さの厳しい頃。が、これからは暖かくなる。月齢十五、遊水池にて、4時45分ころ。