二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

魔物のこと

2011-01-04 22:28:00 | 徒然に想う
いつもより早起きして外にでた。4時頃からピークをむかえると聞けば、起きられないはずがない。しかも新月。雲がなけば!


おッ、やぁ…、おや、おやぁ…、ぁ。ところどころ雲、星が見えたり見えなかったり。最悪、東から天頂にかけて厚いじゃないか。金星はハッキリ見えるが、アークトゥルスやベガはなんとも。北斗七星の柄もよくわからない。目印すら雲の中に隠しやがって。

ずっと東の方を見上げながら歩き続けた。すると不思議なもんで、見えるはずのない光跡が見えてくる。ふたご座流星群の時でさえ一、ニ個だったのに、今朝はビュンビュン飛んでいる。

つまり、思い込みによって事実が見えなくなる…。まったく恋に似たようなもんで。いやいや、そうじゃなくて。物を見るとき、どうすればいい。そのものをそのまま受け入れる・見ることができるんだろか…。思い込みという魔物を排除できるのか…。「で、なにかい。今年は見せねぇ気だねっ。上等じゃねぇか、コノヤロ」と毒づきながら、マンションの入り口に手を伸ばした。




今日の一枚:オフィスの窓からすっきりした夕空。これなら明日みれるか、な。五時過ぎの風景。