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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

八丈島は渇水しないか

2008-08-17 21:20:22 | 島の生活
17日日曜日の朝日新聞に、「世界の水危機」という社説がのっています。

水の惑星地球の淡水は、わずか3%しかない。

「今、人口の増加や食糧の増産、工業開発などによって、世界の各地で水不足が深刻になっている」と指摘されています。

中国のあの大河=黄河は、「農業用水や都市用水をとりすぎて、水流が河口までとどかない『断流』が相次いでいる。」という。途中で水がなくなっている!

「米国中西部では、…水をくみ上げすぎたために、いまでは枯渇が心配されるようになってきた。」

「心配なのは、この水危機に地球温暖化の影響が加わることだ。」社説は、そう続く。

「20世紀の戦争が石油をめぐる戦いだったとすれば、21世紀は、水をめぐって戦われるだろう。」という言葉も引用されています。

日本人の平均的な生活水は、1日300リットル以上になるという。

日本は、水が豊かだとおもわれているが、「しかし、日本は外国の水を大量につかっている。」のだという。「輸入食糧の生産に使われた水も一緒に輸入したと考えると、…東大の沖大幹教授によると、年間640億立方メートルで、日本の灌漑用水を上回る。」アメリカや中国の農業用水の危機をうけて、日本も食糧自給率を上げざるをえなくなれば、莫大な水が必要です。日本も深刻な水不足になるかもしれません。

最近の集中豪雨は、そのぶん、他の場所の雨を少なくする。もし集中豪雨が島よりも陸地で多く発生するのなら、八丈島は、いつまでも雨が多い地域であり続けるのだろうか。八丈島に渇水の心配はないのだろうか。

有吉佐和子の『日本の島々、昔と今』をよんでいると、台風銀座といわれた島が、突然台風がこなくなり、15年もこないという話もでてきます。温暖化で、台風が日本近海で発生するようになったとき、台風のルートがかわってしまうこともありうるのではないだろうか。

いまは、なにが起きても不思議でない時代です。大切な水資源はまもりたい。


「それ、ロッテの土地だろ」

2008-08-17 07:07:42 | 島の生活
ある大手企業のトップが言われました。「それ、ロッテの土地だろ」

一般廃棄物管理型最終処分場の建設が強行されようとしている八丈島の水海山のことです。

「いまは、町有地のはずですが・・・」と話しながら、いくつか疑問がでてきました。

あの商売上手なロッテがかつて買った土地なら、もしかすると貴重な観光資源なのではないか?それにしても、どんな経緯でいつ町の所有にうつったのだろうか?

もし、環境アセスメントもなしに強行されるということになるなら、ますますいろんな疑問が拡大します。


突然の台風11号

2008-08-16 15:18:05 | 島の生活
台風11号は、予想より小型で、かつ、予想よりかなり早く通過しました。

八丈島にとっては、多少恵みの雨ともなりました。

海水温があがっているので、今後、このように近海で突然発生して奇襲をうける台風がふえるのかもしれません。

運よく1便からすべて到着したのですが、きょうの来島者はキャンセルがおおかったようです。わたしが搭乗した臨時便も、定員170名弱にたいして、乗客は23名でした。もっとも、折り返しの羽田行きは満席のようでした。

写真は、わたしが好きな庭のベンチです。デイゴの木が、気持ちのよい日陰をつくっています。台風の余波のやや強い風が気持ちよく吹き抜けていきます。




羽田にいます

2008-08-16 10:53:24 | 島の生活
台風11号は、予想よりもはやく八丈島付近を通過しました。

羽田から八丈島行きの1便は無事到着、2便も条件付で出発しました。わたしが搭乗する3便(臨時便)は、条件なしで出発する見込みです。

いま、アナウンスで、三宅島行きが火山活動のため欠航とつたえています。

羽田は、夏の日差しです。


台風11号が接近している

2008-08-15 22:55:30 | 島の生活
ふと天気図をみると、台風11号が16日に八丈島を直撃するようす。

あわてて、フライトをみると、数日前まで満席だったのが、うそのようにがらがらになっている。みんなよく知っているのだ。

とりあえず、丹念に気象状況を分析して、搭乗予定を1便から11時20分発の臨時便に変更しました。大丈夫かな?


eラーニング市場の到達規模

2008-08-15 13:00:11 | eラーニング市場
将来のeラーニング市場の到達規模は、どのようなものと予想されるでしょうか。

まず、企業研修についてみますと、現在の日本の企業研修の規模は6,500億円くらいと推定されています。社員1人当たりの研修費は、日本はアメリカの5分の1くらい。知識ベースの国際競争力を高めるために、日本企業は、せめていまの数倍の研修費を投入して、アメリカに追いつく必要があります。したがって、将来の日本企業の研修規模は、1億5千万円程度にはなっていくでしょう。その半分以上がeラーニングになると仮定すると、7,500億円程度です。

生涯教育など個人向けの市場で、まず注目されるのは、英会話など語学関係です。英語関係の市場は、小さい見積もりでは6,000億円、大きな見積もりでは2兆円という推計がありますが、仮に6,000億円とみた場合、将来は、その70%以上がネットなどデジタル機器を駆使したものになると思われます。英語教育分野でのeラーニングは、4,000億円規模までいく可能性があります。そのほか、英語以外の生涯教育の分野も、合計すれば英語以上の規模になるでしょう。

塾や家庭教師など、学生・生徒を対象とするeラーニングも相当大きな市場です。

教育機関でも、大学や小中高校などでeラーニングが本格的に活用されはじめるので、そのサポートなどもかなりの市場になるとおもわれます。

すべて合わせると、日本の将来のeラーニング市場の規模は、2兆円くらいではないでしょうか。アメリカのeラーニングの到達規模は4兆円くらいという数字もあるので、経済規模が半分の日本で2兆円くらいというのは、妥当なところといえるかもしれません。

島の本500冊

2008-08-15 08:57:52 | 島の生活
タイトルに「島」が入っている本は、見つけ次第買っています。

小説も多い。また、訪れた島で買った本もたくさんあります。なかなか手に入りにくいものもある。

どんどん増え続けて、500冊近くになりました。正確に数えてはいませんが、本棚1段あたりの平均冊数と本棚の段数を掛け合わせた概算です。おそらく、450冊はこえて、500冊未満でしょう。

これだけ買えば、一般的なものは買いつくしているかといえば、そんなことはありません。ふらっと古本屋に入って、3冊も見つけることなどもあります。

難問は、置き場所です。このまま数千冊に増えていくと、どうしても、専用の設備が必要になるでしょう。いずれは、八丈島のどこかに、閲覧ができる私設図書館をつくりたいと考えています。

もし、私設図書館ができれば、絵本など児童書もそろえたいですね。ビジネス書・歴史書などは、関心にまかせて買いそろえているものだけでも相当になっていくでしょう。ただし、自分用なので、線がいっぱいひかれていますが。


確認テストとeラーニング設計

2008-08-14 09:28:03 | eLearning
テストには、さまざまな種類があります。合否判定テスト、レベルチェックテスト、弱点分析テスト、学習前提レベルチェックのプレテスト、学習後の到達度判定テスト、確認テスト、模擬テスト、その他さまざまです。

テストそれぞれに目的があり、設計もまったくちがいます。

ところで、学習のなかに組み込まれる確認テストは、以下のような目的があります。

第一は、学習内容の定着です。学習したばかりの内容を、もういちど考えさせることにより、くりかえしと、解答というアクションにより学習内容を定着させることです。
第二は、自学自習では、自分で理解したとおもうことが実際にはまちがった理解であるばあいの修正機能が必要です。確認テストは、まちがった理解に気付かせる機会です。
第三は、理解のレベルのチェックです。確認テストは、直前に学んだことしか対象になりません。したがって、ほんらい100%正解であたりまえということになりますが、実際には、100点をとる人がそう多いわけではありません。学習者も研修運営者も、この理解度を確認することはきわめて重要です。

確認テストは、eラーニングの世界で生み出されたものではなく、ながい教育の歴史の中で重要な教育方法として発展してきたものです。

しかし、まだまれに、確認テストの意義をよく理解しない発言がeラーニング関係者のなかにもあるのは残念です。

確認テストがないeラーニング設計は、教育が目的である限り、考えにくいところです。




午後8時10分

2008-08-13 21:15:10 | Netlearning,Inc.
きょうは、久しぶりに最後に会社をでることになりました。午後8時10分で、全社員が帰宅。

いつもこんなに早いとは限りませんが、残業をなくす努力をつみあげて、現在全社員の平均残業時間は、月に平均14時間です。これは管理職を含んでおり、残業手当がつく社員の残業は、月平均13時間です。

何年か前には、午後9時を過ぎても大半の社員が仕事をしていたことを考えますと、生産性の向上はすばらしい。社員にとっても、ワークライフバランスをしっかり実現できていることになります。




SNSとeラーニング

2008-08-13 09:48:38 | eLearning
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とeラーニングの組み合わせが、注目をあつめはじめています。

学習者どうしのネットワークが、eラーニングの学習に積極的な役割をはたすことはいままでもあきらかでしたが、いよいよ具体的な形をとりはじめました。

ネットワーク・ラーニングは、コラボレーション・ラーニングであったり、学習者どうしの情報交換であったり、あるいは、教え教えられる関係であったりします。オープン・ソースのようなオープン・ラーニングとしては、ネットワークに参加した学習者が提供するオープンなeラーニング教材も積極的な役割をはたします。

ネットワーク・ラーニングは、いま、爆発的に普及する可能性をみせはじめました。

しかし、それは、現在の多くのケースがそうであるような、SNSとeラーニングをただ同居させたものではけっしてありません。融合され、統合されたものでなけらば、力をもちません。