小学館の『日本の古典をよむ』シリーズの最新巻です。
現代語訳があって、原文があります。
怪奇の世界をえがいた上田秋成。
義兄弟との約束の日に囚われの身であった武士が、自決して、魂となり千里の道を駆けて約束をはたす話もあれば、戦火の村に残した妻をさがしに7年という歳月をへてもどった商人を待っていた人は、老いさらばえ、語りあかして翌朝起きてみれば、朽ち果てた家の庭に塚があるばかりという悲しい話もあります。
現代語訳があって、原文があります。
怪奇の世界をえがいた上田秋成。
義兄弟との約束の日に囚われの身であった武士が、自決して、魂となり千里の道を駆けて約束をはたす話もあれば、戦火の村に残した妻をさがしに7年という歳月をへてもどった商人を待っていた人は、老いさらばえ、語りあかして翌朝起きてみれば、朽ち果てた家の庭に塚があるばかりという悲しい話もあります。