TPP絶賛交渉中！の茶番

TPPの日米交渉が難航しているんですってね。
牛肉や豚肉、米や麦などの聖域とされる農産品目で、
アメリカさんの要求が強く合意には遠いようなんですが。

ですが、TPPなんてそもそも関税撤廃を前提にしている交渉なのであって、
関税を譲れない聖域がありますがTPPに参加したいでーす、なんて言ってるほうが、
ムシが良いというか見込みが甘ってものじゃないのでしょうか。
え、甘いだけに甘利大臣なの？


でも確か見込みでは、交渉が不利になるとわかったら撤退する、
撤退できると言ってたのですから、このまま聖域が守られず、
にも関わらず自動車分野ではアメリカさんに大幅譲歩してる状況で、
日本に不利なことになるのであれば潔く撤退すればいいのにねえ。


ま、その甘利センセーはじめ交渉に当たってる関係者達は、交渉の厳しさに、
食事もとることなく作業が続けられたなんていう報道もあって、笑わせてくれますね。

そこらのサラリーマンだって、忙しくて昼飯をとれなかったとか、
夕飯もとれずに夜中まで残業が続いたとか、そんなに珍しくないですから。
1食抜いたくらいで偉そうに忙しさをアピールなどせんでいいってものです。


でもま、こうして政府は厳しい交渉をしているんだよ！ってアピールして、
その中で苦労して交渉を実らせたんだから凄い、貴重だ、という評価になるよう
画策しているのでしょうね。

その結果が聖域の確保なのか譲歩なのかはわかりませんけど。

そして注目の大きい農産品目では成果があったことにして、
金融や医療、知的財産ではこっそり大幅譲歩したりしてですね、
それでも全体としてTPP成功鴨、なんて言えるワケですね関係者的には。


しかしTPPってのは多国間協議のはずなのに、
なんだってアメリカさんとの協議だけこんなに重視されるのでしょうか。
ま、アメリカさんとの関係からしてそうならざるを得ないのかもしれませんけど。

そうこうしているうちに、オバマの来日を控えているワケです。

政府はオバマを国賓としてお迎えするようで、
いろいろ日本流の「おもてなし」するのでしょう。

オバマとしても、日本から無理やり来てくださいって言われて訪日するからには、
アメリカ国内向けになんらかの成果ってものを見せる必要がありますんでね。

無理やり「おもてなし」する日本側もオバマを手ぶらで帰すワケにいかないってんで、
それでTPPなのですかね。

今、協議が難航しているってのはポーズみたいなもんで、
苦労した分だけ有り難くなりますからね、その演出なんでしょう。


もしくは集団的自衛権かもしれませんね、おみやげになるのは。
いや、TPPと両方か、それ以上に何かあるかも。
北朝鮮のこととか。

とにかく集団的自衛権についてアベちゃんが思っている通りの解釈を適用する、
そして米軍に従軍して戦闘に加わりますと約束しちゃったりしてですね。

そうしたら解釈だけですんでね、たいした法律改正も必要ないのでしょう。

じゃ、とりあえずウクライナに行ってくれ、なんて早速要求されるのかもしれませんね。
　

会見の応酬でいいのか STAP論文

STAP細胞論文で、小保方ちゃんの上司であり、
下世話な週刊誌によると彼女といい仲だという笹井氏が会見しましたね。

このSTAP細胞論文問題、すっかり小保方ちゃんvs理研の構図な様相ですけど、
こんなことやってていいのでしょうかね。


こんなゴタゴタしているうちにどこかの誰かが、
瑕疵のない完璧なSTAP細胞論文、もしくはそれに類する論文を発表して、
その手柄がすっかり持って行かれることもあるんじゃないでしょうか。
日本の科学界は大丈夫なのでしょうか。

こんな会見の応酬をしているヒマがあるのでしょうか。


今日の笹井氏にしても、先日会見した小保方ちゃんにしても、
論文にミスがあることは認めているんですし、小保方ちゃんに至っては
「STAP細胞はありまーす、テへ」ってな確信を持っているようですから、
であればさっさとその根拠を示して修正した論文をこしらえればいいのに、
根拠もないまま涙ながらに会見することにどれほどの意味があるのでしょうか。

これはやっぱり、国民の情緒的な同情を引く戦略としか思われませんよ。
組織にいじめられる、か弱き乙女の演出なんでしょう。


そんでまた国民はまんまと騙されましてね。

ま、あんだけ言っているんですから、STAP細胞・STAP現象なるものは
あるのかもしれませんが、それを証明しないことにはねえ。

その証明がない段階であるにも関わらず、小保方ちゃんを信頼する！
なんて輩が多いのは驚くべきことです。

まぁね、強い組織vs弱い個人という構図、それも弱い方が若い女性、
なんて絵を見せられると、思わず引き込まれてしまう人はいるでしょうけど。


それも含めて小保方ちゃんの戦略が先日の会見だとして、
論文のミスに悪意がないという根拠、STAP細胞が存在するという根拠、
200回もSTAP細胞作成に成功し、第三者もその実験に成功しているという
根拠も示さないままに行われた会見の意味というのは、
これは今や対立する理研という組織へのプレッシャーだったのかもしれません。

今となっては自分を切り捨てようとしている、
理研との対立の構図を逆に利用しようとしたのかもしれません。


これは全くの妄想ですが、STAP細胞論文は小保方氏がリーダーとは言え、
理研が組織ぐるみでつるんでいたに違いないのではと。

その目的はより上位の法人化であって、
そのためにインパクトある研究の実績が欲しかったのではないかという。
それで、STAP細胞の研究に目がつけられたワケでじゃないかという。

だから、まだまだ研究としては論文にするまで成熟してない段階でも、
理研が調子いいこと言って、小保方ちゃんに論文化を急がせた。


証拠となる画像やデータが揃ってなくとも、いーよいーよとりあえず、
過去の実績からでもいいから似た写真をとりつくろう、
写真も手を加えてわかりやすくしよう、そう理研はそそのかした。

何か突っ込まれるようなことがあったら、組織がなんとかするから、
君に迷惑はかからないからと彼女をそそのかした。


でも本当は、論文にミスを指摘されたときには、
最初から若く未熟な研究者をスケープゴートにするつもりで、
理研自体は不利益を被らない体裁を考えていた。

そして実際に、論文に疑義がかけられる事態となり、
今では小保方ちゃん一人の不正ということにされようとしていると。


小保方ちゃんとしては、これまでチヤホヤもてはやされてきたのに、
組織のウラの意図を思い知らされ、都合が悪くなってきたところで
自分一人に罪と責任が降りかかることに恐怖したのでしょう。

ただ、小保方ちゃんは当事者で中心人物であるので、
STAP細胞論文が組織ぐるみだったことは何か示せるのでしょうね。

そんなに小保方ちゃん一人に責任をおっ被せるつもりっていうのなら、
こちとらいろいろ暴露する用意があるよ？ってことです。

そう考えれば、会見では実験に成功した根拠等を示さなかったのは、
逆に、そうした決定的なことは別の機会に披露するつもりで、
理研にプレッシャーをかけている、とも思えはします。


そもそも、実験成功の証拠となるノートやらなんやらを
ここに群がる芸能メディア連中に見せてしまえば、
また本質とは違うことを弄ばれて拡散されてしまうかもしれませんからね。
容易に人目に晒すことも難しいのでしょう。


とも、小保方ちゃん側に寄った視点では思えますが、
といって論文の不正は不正ですし、小保方ちゃんを擁護はしませんけどね。

違う画像を使ったとか画像に手を加えたことについては、
悪意があったかどうかに関わらず、それは不正であって、
未熟だ無知だでごめんなさいというのは、弁明にならないと思うのですがね。
　
　

バイバイ アベノミクス

世の中、メディアも国民も小保方フィーヴァーに関心が集中するのを余所に、
政府は原発をベースボール電源？ベースロード電源？とする、
エネルギー基本計画をそそくさと閣議決定ですよ。

原発事故の反省もないまま、責任もないまま、原発維持推進ですよ。
被災地の復興の前に原発ムラが復興ですよ。


そんなときに、点検漏れだらけの巨大無駄原発施設・もんじゅに
また点検漏れが見つかったとかいうことのようですが、
エネルギー基本計画の閣議決定となった今や、
核燃料サイクルもなんとなく続けますって決めたからには、
ちょっとの点検漏れとか不具合とかトラブルとか関係ないですもんね。

国民も国民で、福島第一原発事故から３年も経って、
原発のリスクへの関心が薄くなったのでしょうか。

こうしてアベちゃん自民は、311以前のニッポンを取り戻す！
ことができたってことなのでしょうか。まぁ酷いもんです。


アベちゃんの高支持率の源泉ってのは、
円安と株高による偽りの好景気だと思うのですが。

大マスコミはいかにもアベノミクス（笑）のおかげで株式相場も高騰し、
日本経済が好調みたいな言い方をしているワケですが。

その日経平均が今年に入って伸び悩んでいるようですね。
むしろ下げの傾向にあるようです。

今週も下げが続いておりまして、11日には約340円も下げ終値は1万4千円を切り、
1週間だけで千円くらい下げることになりました。

11日の下げについてはユニクロとソフトバンクの下げが全体に響いた、
ってな見方もあるようで、ってことは、週明けにソフトバンクが
ドコモに対抗する料金プランでも発表すれば、ソフトバンクが上がり、
それにつられて日経平均も上がるのでしょうか。どうでしょうか。


冒頭の写真は週末の取り引きを終えた各国株式市場の値動きですが、
見事に下げ一色で、特にまたニューヨーク・ダウが下げてますね。

ってことは、週明けもやっぱり日経平均も下がるのですよ、きっと。

株価なんて上がれば下がるし、下がれば上がるもんですが、
日経平均の上げ下げについて専門家（笑）のみなさんは
値動きのことについては後からもっともらしい説明をするのですが、
結局は前日のアメリカの相場に最も影響されてるように見えますね。

日経平均もアベノミクス（笑）で株価が持ち直したというより、
ダウが上がっていたからそれにつられていただけなのかもしれませんよ。
実体経済を伴わない株高なんてそんなもんでしょう。

ま、日経平均が大きく下がるとアベノミクス終了！みたいな声も出て当然ですが、
もともとアベノミクス（笑）なんてものも実体はなかったのです。
ただのおまじないで、プラシーボ効果で気分よくなってただけです。

とは言いつつ、今どき実体経済が株価に反映されるかどうかも怪しいもんですけどね。
日本の市場なんて海外投資家のほぼオモチャになってる状態なのでしょう。


まぁしかし、ハリボテみたいな株高などすぐ下がるなんてわかりそうなものですが、
それでもアベノミクス（笑）に煽られて浮かれて株式等の投資に手だしたヤツとか、
ホントにいるみたいですからねえ。

こうなるとやっぱり、NISAなんていうのは投資したことのない人々も含めて、
庶民の貯金あるいはタンス預金から集金するためのシステムだったんじゃねーかと、
疑いたくもなるってものです。


そういえば2014年になってから、株式関係者とか専門家（笑）とか、
今年の日経平均は1万8千円に届く！いや2万だ！とかまあ、
景気のいい予想をしておりましたけどねえ、予想というより希望ですかね。

もとより予想なんぞできるワケがありません。
せいぜい、起こった値動きをああだったかな？こうだったかな？と、
後から材料を集めて理由づけができる程度ですよね。

ま、先行きの好景気を演出するため、大マスコミに景気イイこと言ってくださいと
取材でお願いされてるんでしょうけど、お気楽で何よりです。


でも、2014年も数ヶ月残ってますんでね。
日経平均が2万に近づく可能性ももちろんありますけど、
年初にそんな予想を立てていた専門家（笑）のセンセー方は、
今の株式相場についてどういう解説をされるんでしょうかねえ。

え、ウクライナ情勢？中国の景気？消費税増税？
そうですかそうですか。
　

ツチノコ細胞

いやー、びっくりしましたね。
今日、仕事で渋谷をうろついていたら、冒頭の写真にあるような、ザ・リバティの号外が配布されていました。

すごいですよ。

幸福の科学が、STAP細胞論文で渦中の小保方氏の守護霊にインタビューし、
このSTAP問題について聞き出すことができたっていうんですから。

それによると、STAP細胞はほんとにあるのですって。


　夢の万能細胞STAP細胞の研究者 小保方氏の本心に迫る


いやー。

守護霊でも当惑するんですってねえ、そうですかそうですか。

しかし、なんで幸福の科学が小保方氏を全力応援なの？と不思議なのですが。


ま、小保方氏があれだけの弁護士4人をつけ、ホテルを借りて記者会見を開くこと自体、
彼女１人では難しいはずで、誰が手助けしているんだろうと思っていたのですけど、
それが幸福の科学だったワケですかね？　わかりませんけど。
これだけで一気に胡散臭くなってきましたね。


その小保方氏の記者会見ですけれども。

涙ながらに言葉をつづる小保方氏の姿にかわいそう、頑張れ、なんて声も聞こえてきますが、
そんな情緒的な側面に騙されちゃあいけません。

っていうか、これって、か弱き乙女が泣いてます、察してください、的な、
国民の同情を買おうとする弁護士の筋書きそのものなんじゃないでしょうか。

そもそも、理研への不服申し立ても、瑕疵のある論文を調査委員会がねつ造と評したことに対し、
捏造という言葉の定義からツッコミ入れるとは、いかにも文系弁護士臭いというか、
戦略的なものを感じます。

だいたい、今日の会見の中身だって、自分はすべて見たワケではありませんが、
論文にミスがあったことは認めていながらも、そのミスを正すような根拠や証拠については明らかになってないワケで。
小保方氏はとにかくSTAP細胞はあります、実験は200回以上成功した、と言うばかり。

これじゃ、ツチノコ発見！？ってのと大して変わらないですよ。


とにかく、論文にミスはあったけれどもSTAP細胞の存在、実験の成功は真実ってんなら、
論文のミスをさっさと直せばいいだけの問題なはずですが、それがなされないのは何故なんでしょう。

写真を加工したのはわかりやすくしただけで悪意ではない、なんても言いますけど、
証拠であるはずの写真を加工するのは世間一般的に偽造というのではないでしょうか。
どうなんでしょうか。


ま、でも、自分は別にこの問題に関しては理研派でも小保方派でもありませんけども。

小保方氏の主張は説得力ないし疑問ばかりですし、
といって、理研も責任を小保方氏一人に押し付けて、
組織的な保身を図ろうとしているようで、これまたいい感じはないですけどね。

なんか小保方氏vs理研の構図になってる感もありますが、
問題はそれではなく、STAP細胞が存在するのかどうかでもなく、
何故この論文が証拠を偽装してまで作られて提出されたのか、
その理由と背景、関係者はどうなのか、そういうことだと思うのですけどもね、
そこを知りたいですね。

　

アベちゃんが消費増税を実感らしいんだが

みんなの党の渡辺センセーが代表辞任を表明しましたね。
DHC会長からの借入金8億円問題の責任をとるんだそうですが。

でもこの問題、渡辺センセーは違法性はないと主張してるのに、
代表を辞任しますとはこれ如何に。何故辞任するのでしょうか。

その問題で党や世間を騒がせたからでしょうか。

だったら、騒がせる前に、違法性はないと言うのであれば、
堂々とカネの流れや使い途を説明すれば良かったでは、あーりませんか。

それが、体調不良ですなんていって雲隠れしちゃって、
説明を怠ってしまったもんだから、こりゃ怪しいカネに違いない、
そういう疑問を持たれたってしょうがありません。

そして辞任表明の場でその疑問をはらすような説明するのかと思いきゃ、
自分の責任だから辞任しますだけで、そのカネは何だったのかについては、
結局ろくな説明はなし。

これじゃあねえ、以前、渡辺センセーが小沢一郎氏や猪瀬センセーに
詰め寄ったような説明責任が果たせてると思いませんよ。

辞任をいいことに、これ以上の追求から逃れようとしてるのだと、
そう思われてもしょうがありませんよ。

辞任すれば追求をやめる・許すというのではないですからね、
納得いくようにカネの件は説明を全うしてくださいよ。


さて、みんなの党の渡辺センセーといえば、責任野党（笑）として、
アベちゃんをサポートする勢力でもあったワケですが。

そのアベちゃん、日本橋三越で買い物パフォーマンスを披露とのことで。
そんでなんか、増税で物価が高くなってることを実感したんですと。

でも早速、庶民の買い物的パフォーマンスをやるとしたら、
そんなハイソな高級百貨店じゃねえだろ、
というツッコミがほうぼうから入っているようでありまして。

そうじゃなくて例えば、いなげやとかイトーヨーカドーとか、
下町の商店街とかでこそ買い物すべきだったんじゃないかというね。

日本橋三越のお客さんはどうか知りませんけど、
おやおや消費税が上がったねえ、なんて言って、
増税分3%そのまんま支出を増やせるのじゃありませんから。

日本の大部分の生活者は、増税分を含めて家計の総支出が増えないよう、
なんなら減らすよう、節約するなり我慢するなり、やりくりするのですよ。

そういうの、わかってるのでしょうか。


だいたい、あんなに取り巻きやマスコミ引き連れて買い物しました！
とか言われましてもねえ、パフォーマンスのアピールにしかなってませんから。

しかも入店には、お客様入口からじゃなく従業員口から入ったらしく、
いかにも一般客としての振る舞いとはほど遠いのは明らかですね。

それに、どうせアベちゃん家の家計で買い物したのではなく、
官房機密費か何か、つまりどうせ政府のカネを使ってるんでしょう？

ま、それもこれもパフォーマンスなんですから、こんなものでしょうけど。


ところで、庶民が感じているような値上げの実態を実感するのであれば、
消費増税だけじゃなくて、円安の影響も実感されてはいかがでしょうかね。

例えば、パン屋さんとか天ぷら屋さんとか、その他、材料等に
輸入物を使用する業種では、円安で材料費が上がって大変なのです。

それでじゃあ、電力会社みたいに材料のコストが上がったので値上げしますとか、
消費税が増税されたので販売価格が上がりますとか、そうそう単純な対応も
なかなかできないのが現状なのです。

輸出型大企業は円安で潤うものですけど、
逆に苦しんでいる庶民の現場もぜひ見ていただきたいものです。


ああでも、天ぷら屋さんには訪れてましたね。

街の定食屋さんというよりは赤坂の高級店でですけどね、
支援の方々を交えての会食でしたっけ。

山梨をはじめ、ちょうど大雪の被害で大変だったときでしたけど。

まあ、高級天ぷら屋での会食こそ官房機密費であって、
アベちゃん個人の懐なんかちっとも痛んでないでしょうけどね。