大手の販売サイトでBD-Rを購入した結果のレビューには、ダビングできても全く読み出せなかった・・といったような感想がよく見受けられます。しかし、その原因がBD-Rそのものよりも、録再機器の性能や経年劣化にある場合があります。
アゾ色素系のBD-Rの場合・・・最近、Sonyの録画機BDZ-ZW1700で、台湾製の磁気研究所のBD-Rで放送番組を3枚ダビングしたところ、正常に読み書き出来ました。ググってみると記録面がアゾ色素系のBD-Rの特徴は暗緑色で、書き込み速度が速く6倍速、耐久性も抜群ということです。Sony製の録画機とも相性が良く、今のところ書き込みエラーは無いです。
ところがPCでは正常に再生できない場合が・・・15年前に発売されたディスプレイ一体型PC=VN770/CでWindows10にLeavo Blu-REi Playerをインストールして、上記の録画機で放送番組を記録したものを再生しようと試みましたが、3枚のうち1枚は再生出来ましたが2枚は出来ませんでした。原因はPCが古過ぎて性能が低いことだと考えられます。つまり15年も前のPCでは性能が低くてLeavoの処理が重たく、15個~20個もの録画番組を一気にリスト作成のために読み込もうとしても、読み込みが間に合わずタイムアウトしたようです。3枚のうち1枚だけは、11個の録画番組でしたからリスト作成処理が間に合って再生可能でした。
フタロシアニン系色素のBD-Rの場合・・・Sony製やGreenHouse製の4倍速のBD-Rは、この色素を使っています。特徴は、黄金色で上記の録画機でテレビ番組をダビングすると、書き込みの動作音が高速な割には静かで確実に焼けている感じです。この色素は読み込みが非常に高速で、15年前の上記のPCでも処理の重たいLEAVOが何とかギリギリ作動して、録画番組を20個以上収録したBD-Rでも確実に再生できました。
価格について・・・フタロシアニン色素を使っているSony製やGreenHouse 製BD-Rは、1枚あたり100円程度です。アゾ色素を使っている磁気研究所のBD-Rは、1枚あたり50円程度で安価です。価格の差が読み込み時の安定性の差になっているようです。
結 論・・・低性能なPCで低価格のアゾ系色素のBD-Rを再生する場合は、1枚に収録する録画番組の数を10個程度に抑える必要があります。10個以上の番組を1枚にどうしても詰め込んで収録したい場合は、少し高価にはなりますが、フタロシアニン系の色素を使ったBD-Rを購入するか、2倍速のBD-RWを購入すべきです。そのほうが、低性能なPCでも確実に読み込めます。
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