12月の年末も押し詰まったころに、某友人が自宅のWindows7の2台の機種の不調が起こっていることについて、どうしたら機能回復するのか?と相談がありました。そこで、詳しく不具合の症状を聞くと、どうやら更新作業が最近頻繁に行われて、そのせいか非常に動作が重たくなって、もう限度いっぱいの状況であるので、フリーズが多く起こっている、それでもう機械がほとんど使えないのでどうしたらいいか?・・・ということでありました。そこで、私の具体的な助言としては、
1.アンインストールなり初期化なりして、2.再度WINDOWS7を入れなおして、さらに、3.WordやEXCEL、Powerpointなどの基本的なソフトウェアをインストールしなおしたらいいのではないか?ということを列挙いたしました。
ところが、反論がありまして、そうすると、また、以前と同じように自動的にシステムの更新がどんどん行われるはずだから、PCがうごかなくなる可能性が高いのではないか、それならば、再インストールはしたくない・・・かといって、新品のPCを買うのは高価だし勿体無いと思っているということでした。まあ、そういうことで、いわゆる堂々めぐりの論議になりました。
じゃあ、発想を変えて、Windowsじゃなくて別のOS=LINUXを入れたらいいのではないかと彼に再度提案して、UBUNTU14をDVDに入れて2枚焼いて、マニュアルも印刷して添付し、彼の自宅宛に宅急便で送って差し上げました。郵送料はこちら持ちで880円でした。
***********************************************
それから、時間が経過して、1月18日の午前中に電話がかかってきました。内容は、結局、NECのWindows10のラビーという機種を2台新規に購入したということでした。設定はJ-comに同日の午後に訪問してもらいますということでした。でも、なぜか釈然としません。こういう話を、わざわざわたしに電話してくるのは、たいへんおかしな話だな・・・と思いました。お金を使いたくないから、相談してきたのに、結局はお金で解決するし、私に相談したのに結局、UBUNTU14のDVDは一切研究もしないし説明書きも一切読まずに不要品として最悪ゴミ箱直行かあるいは、積ん読か、並べ読・・・ということのようです。それで、J-comに相談している・・・という結果なのです。
***********************************************
某2の知人の相談・・・本日19日の夕刻にPCのSDカードスロットが見つからないという相談がありました。・・・この方は一昨年の12月に9年前のVISTA機種が動かないというかフリーズが多かったので、新しいNECのWindows10入のラビーという機種を家電量販店に一緒について行って購入し、インターネットや印刷設定、膨大な写真データの移行等を手伝って差し上げた方です。それで、その知人宅に向かいますと、なんと、彼は私のマンションに向かって歩いてきたではありませんか。PCの相談をするのに、わざわざ訪問してもらうのは忍びないというので、マンションの玄関までノートPCを持ってきたということです。そこで、わたしは、即座にそのSDカードスロットに小さい字で{SDHD}という表示を見つけましたので、「部屋が暗くて字が小さくて読めませんでした。SDHDとかいてあったのですか?了解です。それなら、そこへSDカードを入れたらデータを読み込めますね。ありがとうございました」・・・とペコリと礼をされました。1歳年上なのに礼儀のある人だなと感心しました。その人は、SDHDという言葉を知っていたのです。
***********************************************
某3の知人の相談・・・本日19日の夕刻にLINEの電話着信が不在で入っていたので、折り返しLINE電話をすると、PowerPointに30MB程度の動画を2つ貼り付けたところ、フリーズしてしまったので、どうすれば正常に動くようになるか?という質問でした。この方も、一昨年の10月ごろにNECのWindows10機種=ラビーを私の助言で家電量販店で購入した方です。それで、回答は、動画のファイルサイズが大きすぎるので、約10分の1に圧縮すれば動くでしょうから、ムービーメーカーで読み込んで圧縮・変換をすればいいと助言しました。でも、具体的な操作がその方は理解出来ておらないので、後日に手取り足取り教授願いたいということを再度依頼されましたので快諾いたしました。
以上の3件のPCトラブル相談の対応ですが、三者三様でずいぶん違います。わたしは、後者のように即座に回答を理解して納得し感謝されるような対応、あるいは引き続き分からない点があるので説明してほしいといった熱心な対応が殆どでしたから、前者の方のような対応については、非常に心外でした。
と申しますのも、そもそも、人それぞれの情報管理・処理能力や情報リテラシーが千差万別であり、それぞれの世界に住みなれておられるようなので、いまさら、手に合わないLINUXを親切心で差し上げても、それをどう活用しようにも、初物ですから、興味・感心あるいは技量がついていけない・・・と気後れして拒絶反応を起こされていることをお聞きした上で、本人がそれでも一応はDVD起動でLINUXを試してみると云ったので、あえてプレゼントしたという経過があるからです。ですから、何も、わざわざ、LINUXを全然試さないで不採用にして新年早々に新しいPCを2台購入した・・・といったような電話を自称PCトラブル相談員のわたしにしてくるはずが無い・・・とたかをくくっていたからなのです。なのに、それを見事に裏切られたからです。
でも、まあ、予期しないことが起こってしまったことは事実であり仕方がないので、むしろ、それならそれで、そういった悲惨な?ありのままを受け入れざるを得ないとも思った次第であります。つまり、そういう方には、今後は、然るべきメンテナンス業者を紹介する形をとった方がいいのではないかと思ったのです。具体には家電量販店の有料のPCサポートセンターです。これは、2年契約で毎月1700円程度、総計4万円程度の費用がかかりますが十分なサポートが受けられます。サポートの形態は出張サービス、電話相談、持ち込み修理等です。わたし自身も、2年前にアプライドで有料のPCサポートを受けていた経験がありますが、かなり懇切丁寧で、いろんなトラブルがすべて解決した経緯がありますので、お薦めです。
あるいは、下記のようなJ-comのサポートも考えられます。
********************************
おまかせサポートは、月額500円(税抜)でテレビの配線や接続設定、パソコンやスマートフォン、タブレットの接続設定など、テレビやインターネットに関わる様々な問題を、通常より安価な価格、または無料で提供するサービスです。たとえば、テレビや録画機器の買い替えの際の再接続や設置場所の変更、DLNAや当社アプリ(「Smart J:COM Box」アプリ)の設定など、通常3,000円(税抜)が無料で対応できます。また、J:COM NETのえんかくサポート、インターネット接続(有線/無線)、メールやセキュリティ設定、プリンターの設定、ゲーム機のインターネット接続など、通常3,000円(税抜)~5,300円(税抜)が無料で対応できます。その他にも、セットトップボックスの設定や操作説明などの訪問サポートも割引価格でご利用いただけます。
詳しくは、こちらをご確認ください。
*******************************
ただし、このJ-comのサポートは、前者某氏がすでに契約していて、かなり安く月額500円にサポート料金が設定されておりますが、落とし穴が隠されております。すなわち、PCトラブル出張修理については別途30分で2000円がかかることです。つまり、PCトラブルに見舞われた場合を想定すると、1回で3時間ぐらい修理にかかるとして2000円☓6=12000円かかる計算になります。わたしの場合は2年間で3回訪問サービスを受けましたので、12000円☓3回=36000円という計算になってしまいます。これに、毎月のサポート料金500円☓24ヶ月=12000円を加算すると、全部で48000円に膨れ上がります。
こういう、有料オプション契約が付随するような契約については、一見かなり安いようには見えても、結局はお高くつくことになりかねません。一方、自分が契約したアプライドのPCサポートでは、PCトラブルも含めて2年間で4万円ポッキリで済みましたから、この方が安くて万全です。
つまり、自分のPCについての情報リテラシーや修理の技量が発展途上だということであるならば、わずか月額500円のサポート料金の範囲で何とか済まそうとすると、PCトラブルが解決しない場合は、ともすれば友人知人に頼って相談するようなことになりかねませんから、そうであるならば、初めから、費用が高いですがもっと充実したサポート契約をした方が、周囲に全然迷惑をかけないので得策だと思われます。ハッキリ申し上げれば、PCトラブルは、お金をかけないで人に相談するなら、それなりに助言にしたがって研究し試してみるべきだし、そうでないならば、必要なだけのサポート料金を業者に支払ったほうがいいのでは無いかと思われます。いずれにしても、中途半端なことだけはしないほうがいいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます