趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

古い機器を譲り受けて整備して再利用

2019-03-02 20:52:13 | 機器について

昨年の12月に知人Aから、ビデオデッキ(sony製のVHS/8mm 型式WH-V5)=時価45000円程度およびHP社製HP Pavilion Desktop PC m9380jp/CT=時価33000円程度を譲り受けました。また、知人Bからは、NECの一体型windows7機種=PC-NV770C=時価34800円を譲り受けました。

メリット1・・・このビデオデッキは、二人の娘の幼少期に撮りためたVHS、8mmビデオの家庭風景の映像を動画キャプチャーしてHDDにデジタル保存するために利用しています。非常に古い製品ですが作りはしっかりしていて優秀です。でも長時間再生してヘッドに目詰まりが生じて画像が乱れた時は、アルコールをしみこませた綿棒で丁寧に拭き取ると、大変再生が安定していて鮮明に映っています。

HP社製HP Pavilion Desktop PC m9380jp/CT(中古品時価33000円)=CPU:Core2quad Q6600、BluーREIDISK、メモリ4GB、HDD:SATA300GB

メリット2・・・この機種は、VISTAがインストールされていましたが、OSもブラウザのIEやChrome、Firefoxもすべてが昨年にサポートが切れたため、https://から始まるホームページが閲覧できなくなったり、フラッシュプレーヤーが作動しなくなったりするなどの不具合が増えて使いづらくなったので、OS自体をUBUNTU18に入れ替えました。すると、ブラウザのFirefoxが完全動作。フラッシュプレーヤーのプラグインをあとから入れるとゲームやGaoなどの動画サイトの視聴も可能になりました。また、速度的にもVISTAで稼働している時はよりも格段に速くなり、さすが往年の名機だけあって、CPU=CORE2QUAD Q6600の能力が十分に発揮されて、ベンチマークが2000点から一気に3000点ぐらいに伸びたように感じました。動画再生は、初期状態でインストールされているTOTEMに不具合があって途中で止まるのでLVCプレーヤーに入れ替えたらスムーズに再生できました。

 NEC VN770/c(中古品時価34800円) CPU:CORE i5 460M、BluーREIDISK、メモリ4GB、HDD:SATA1TB 

メリット3・・・この機種は、MSoffice2010がプレインストールされているので、バージョンが古いですが事務仕事が完璧にこなせます。CPUは性能が高くてcore i5なのに譲り受けた当初はWindows7の定期的なクリーンアップなどの整備がまったく出来ておらず、そのためか基本的なWEBサイトの閲覧もかなり遅くて使用に耐えられない状態でした。が、かなりの時間と手間をかけてデフラグや不要ファイル・不要アプリの削除、ウィルス除去を徹底的に行った結果、劇的に速くなり不具合がなくなりました。また、この機種は地デジのハイビジョン録画機能が内蔵されていて、動画関係の編集ソフトもプリインストールされていましたが、不具合があり処理が重たくなっていたのですべて削除しました。代わりにアナログ動画キャプチャーボードと地デジ・BS・CSテレビチューナーを接続しています。そうすると、画質がDVD画質に落ちますが格段に動画処理が速くなりました。また、市販のBLU-REIディスクは当初は再生不能でしたが、動画コーデックを最新のものにアップデートすると視聴できました。再生時は特に音響がすばらしく非常に美しくクリアに聞こえています。

 まあ、以上の譲渡品はネット検索すると、きちんと整備して実用的に使えるレベルAランクの中古品の場合は、以上の3点で合計時価12万円以上の値打ちがあります。機器整備に膨大な時間と労力が要ったのは事実ですが私にとっては、高機能で贅沢な機能を蘇らせて再利用できた喜びでいっぱいです。

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 それと同時に譲った側にとってもメリットがあったでしょう。というのは、大きく重たいビデオデッキは、今となっては殆ど使う機会がないので譲渡して機械好きの私に喜んでもらった方がいいということで、ご自分は一種の断捨離になって良かったのではないでしょうか?具体にはデメリットが5つほど解消できたのではないかと思います。

① 最近はテレビ番組は安価な機種でもハイビジョン録画が可能であり、ハイビジョン動画撮影にしてもスマホで十分出来るのでビデオデッキは要らない。

② 昔の大きく重たいモニターやタワー型PC、一体型デスクトップ機は居住空間を圧迫する。

③ VISTAが2017年に完全にサポート切れ、windows7も既に2015年にメインストリームが終了したあと10ヶ月で延長サポートも終了する。WIN7対応のブラウザIE、クローム、Firefoxにしても順次サポートが切れる予定。ハイビジョンのテレビ録画機能、BLU-REIディスク再生にしてもOSの陳腐化とともに不具合が出て、大変使いづらくなっている。

④ 現在の省電力タイプのCPUと比して、昔のCPUは電力をより多く消費するので不経済。

⑤ 最新型の軽くて持ち運びの容易なSSL搭載の省電力・スリムタイプのノートPCに買い換えることのメリットと比して、サポート切れの旧式のPCを今後も多くの手間と時間をかけてまで維持管理していくデメリットの方が、むしろ大きすぎると考えられる。

 

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