ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

小松シティーフィルハーモニック第9回サマーコンサート@第一コミュニティー

2014年06月29日 23時13分32秒 | のむOK
6月29日(日)に小松シティーフィルの第9回サマーコンサートが開かれました.



2014年はソチ冬季オリンピックに始まりサッカーW杯など,ビッグなスポーツイベントで盛り上がっています.
(おかげで,今年は寝不足の日々が多い・・・?)
そこで今年のサマコンは「スポーツにまつわる音楽」というテーマ.

オープニングはジョンウイリアムス作曲の「Summon the Heros」.
この曲はアトランタ・オリンピックの公式テーマ曲として,また近代オリンピック誕生100周年を記念して作曲された管弦楽曲.
きらびやかな「ファンファーレ」,トランペットのソロが美しい「プロローグ」,弦楽器がしなやかに奏でる「フラッグス(旗)」,勇壮でリズミカルな「ザ・コンテスト(競技)」,壮大な「パレード」の5つの部分からなり,連続して演奏されます.
全曲を通して金管楽器が大活躍.
特にプロローグのソロトランペットは感動的.
この曲の練習中,ソロに聞き惚れてしまうと,チェロが入るべきところをうっかり入り損ねることもしばしば.
本番でも何度か落ちそうになり,冷や汗ものでした.
(何事もなかったように,涼しい顔をしていましたが・・・・.)

2曲目はチャイコフスキーの「白鳥の湖」より情景
バレエやフィギュアスケートでの定番の曲.
ちなみに,若手バレエダンサーの登竜門として知られる第41回ローザンヌ国際バレエコンクールで,石川県能美市の小松市立高2年の山本雅也さんが3位に入賞しており,小松はバレエのレベルがなかなか高い街.
小松は「白鳥の湖」がもっとも似合う街かもしれません.

3曲目はハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」よりワルツ
この曲を耳にして思い起こされるのが浅田真央ちゃんのバンクーバーオリンピック.
トリプルアクセルを決めながら金メダルに届かなかった.
トリプルアクセルに挑む姿に勇気をもらい,そして試合後の涙のインタビューでもらい泣きしたなぁ~.



4曲目はプッチーニの「トゥーランドット」より誰も寝てはならぬ
この曲を演奏する前に,誰も寝てはならぬの一節をホルンが吹いて曲あてクイズ.
すると,小さな小学生の女の子が手を挙げた.
そして,かわいらしい声で「トゥーランドット」と答えた.
会場中でウォーと驚きの声.
なかなかやるなぁ~.

言わずと知れたトリノの冬季五輪での日本選手唯一の金メダリスト荒川静香選手が使った曲.
イナバウアーの美しさに世界中から拍手がわきました.

この曲は本当に静かで美しい.
聴き入ると,思わずウトウト.
だから,タイトルは「誰も寝てはならぬ」?
これはウソぴょ~ん.

サマコン前半の最後の曲はモーツアルトの「グランパルティータ」.
13管楽器のための曲なので,弦楽器はお休み.

休憩をはさんで後半の部は指揮者体験コーナーで幕開け.
チャイコの「白鳥の湖」をちびっこたちの指揮棒で演奏.

サンサーンスの「サムソンとデリラ」よりバッカナール
これは安藤美姫がアラビア風の衣装をつけて演技したときに使った曲.
「のだめカンタービレ」の映画版でも使われていたなぁ~.
個人的にこの曲が大好きで,サマコンで演奏することができて大満足.
ただ,ラストのテンポがあまりにも速かったので,ボーイングは滅茶苦茶だったのが残念.
(これも涼しい顔をして知らんぷり・・・?)

「オペラ座の怪人」よりメドレー.
オペラ座の怪人と言えば,やはりフィギュアスケートの高橋大輔の熱い演技.
曲の怪しげでもの悲しい雰囲気.
そして劇的な盛り上がり.
報われない悲劇とひたむきな愛の美しさが見事に表現された名曲だと思います.

最後にヴェルディーの「アイーダ」より大行進曲
サッカーの応援曲としてよく使われている曲.
ブラジルW杯では,サッカー日本代表は1勝もできなかったけれど,次に期待しましょう.
がんばれ,ニッポン!
のむ先生もNOMURA JAPANのジャージを着て指揮.
会場を沸かせました.



毎年,いろいろな趣向で会場をあっと言わせるサマコン.
さて,来年は何が起きるのか?
お楽しみに!


















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