ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

上越交響楽団第80回定期演奏会@上越文化会館大ホール

2018年03月19日 20時26分42秒 | 演奏会
3月18日(日)に行われた上越交響楽団の第80回定期演奏会を聴きに行きました.
定期演奏会が80回も続いているなんて素晴らしい.

この日のプログラムは,

ウェーバー オイリアンテ序曲
モーツアルト 交響曲第31番「パリ」
チャイコフスキー 交響曲第1番「冬の日の幻想」




ウェーバーのオイリアンテ序曲は,とても勢いがあって颯爽とした演奏.
冒頭から飛ばしまくり,とてもスピーディー.
なかほどの弦楽器の対位法の部分も,がっしりと重厚感があり,聴きごたえ十分.
フィナーレが華麗に決まったところで大拍手でした.

モーツアルトの「パリ」は,バイオリンのみんさん,お疲れさまでしたと言いたくなる速さ.
第3楽章など,かなり苦しそうでしたが,なんとか最後までたどり着いたという感じ.
聴いているほうも,最後の音が終わって,ホッとしました.
シンプルだけど難しそうな曲でした.

メインのチャイコの「冬の日の幻想」を聴きたくて,今日はこの演奏会に足を運んだのでした.
ライブで聴くチャンスがあまり多くない曲.
ヨーロッパ的な美的感覚で洗練されたチャイコ独特のロマンティックな雰囲気が生まれる前の作品.
ロシアの匂いがプンプン漂う民族色が濃い交響曲.
壮大さを感じさせるスケール感は,ロシア音楽の醍醐味.

そのなかで,第2楽章冒頭の弦楽合奏がとても美しかった.
また,フィナーレはとてもワイルドで情熱的な演奏.
アマオケらしい熱い演奏でした.




アンコールのチャイコの「眠りの森の美女」のワルツも,いつか演奏してみたい曲.
明るい夢と希望やあこがれがいっぱい詰まった美しいワルツ.
とても魅力的な演奏.
聴いていてとてもうらやましかったです.