The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

わずか1000ケースのポムロールの華

2007-06-09 00:04:08 | ワイン
主だったシャトーのセパージュがメルロ・バランスのポムロールの地において、
カベルネ・フランのワインは何か?と聞かれれば・・・
真っ先にシャトー・ラフルールと答えるでしょう!

でもベルネ・フラン50%、メルロ50%のセパージュなんですが、
何をしてフランのワインと思うのか?
それはミンティーで複雑な(時としてペトリュスよりも複雑なことも・・・)、
何よりも品格のある、優雅な薫りを漂わせるのも理由の一つでしょうか?

更には、10年の熟成期間の後・・・もしくはそれ以上の年月により、
一段と個性的で、エキゾティックな味わいにメタモルフォーゼする事もあるでしょう!

そのからくりは、あくまでも畑のセパージュが50:50ですが、
実はグラン・ヴァンのシャトー・ラフルールのみは、
フランが65%にまで及ぶと言う事らしい。

先日登場した94年物のシャトー・ラフルール!
僅かに気になる香りを指摘されたものの、
(提供者本人の指摘、ハナモゲラの私あまり気にせず)
味わいは成功した、威風堂々のラフルール!!

RP氏2008年を飲み頃のスタートとしていましたが、
たまらず2007年に開けちゃいました!
しかし、この硬さの残った切り口も捨て難いんですよね~!
こんなボルドーなら時間をかけて、一日中でも付き合えますです。

希少ボルドーの中でも、ペトリュスの美味しいのは見つけにくいのですが・・・
ラフルールは幾つか思いでのワインとなっています。

とにかく、右岸なのにシリアスなムードが素敵ですね!
そのうち、ラフルールの会でもやれるでしょうか?

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