The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

はたして伝統的バローロは誰だ?

2007-07-24 05:27:34 | ワイン
バローロボーイズが席巻するこの時代に、
むしろ古典的なバローロの造りがどないなっているのか?
を確かめる必要がありますよね・・・

と言っても、ネッビオーロという難しい品種ゆえ、
発酵⇒熟成の過程に伝統的な手法に加えて、
様々な変法を加味させるのは想像に難しくないわけです。

今回の『イタリアン・スペシャル・ナイト』のメインを飾ったもう一方の主役がこれ↓

1996 Barolo Reserva Grand Bussia Aldo Conterno

アルド・コンテルノは1961年に兄ジョバンニと共に、
父親のアジェンダ『ジャコモ・コンテルノ』を引き継ぎ、
更に1969年には自分の名前のアジェンダを独立させて今の形になったとの事・・・
ですから、『アルド・コンテルノ』の歴史もかれこれ半世紀になるんですね・・・
兄はそのまま残り、かの名声高い『モンフォルティーノ』の造り手としても有名です。

ものの本によれば、兄と袂を分かつ最大の理由は伝統一辺倒の兄の手法に嫌気がさしたと言う事らしいんですね!

さてどこが違うのでしょう?

それは発酵槽がモダンだという事!
つまりクリーンなステンレスタンクを発酵槽として使用、
そして、スロヴェニア産の大樽で熟成をさせる、
バリクは使わない・・・これはジョバンニと同じ!
そして樽熟後の2年間を更にステンレスタンクでの熟成、
更には1年間の瓶熟成を経て後に陽の目を見るわけであります。

このグラン・ブッシア!!
古き良きバローロの力強さと長期熟成のスタイル、
そして新しいバローロのフレッシュで瑞々しい果実味を合わせ持っています。

96’グラン・ブッシアお飲みになった参加の皆さん!!
ガッテン頂けましたでしょうか??

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