The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2011 シャルム・シャンベルタン ルー・デュモン

2017-05-26 23:37:25 | ワイン
罪滅ぼしにグラン・クリュ!とは、ワタクシが科したことではなく、ワタクシ以外の同世代のパパジイ連がそのようにしたらしい。
で、なぜか申し訳なさそうに登場したベアレン専務さんは、まるで『愛媛の蜜柑』のように驚くべき生真面目さをもって、ホントーにグランクリュを持って来た♪(笑)



で一方ワタクシは、確かにグランクリュではあったのだが、『ルー・デュモン』なのか、というイマイチの感もあったのだが、ジッサイ飲んでみてビックリポンだったのだ。
それは、颯爽と日本人がブルゴーニュに打って出て、注目を浴びたのは良いけれど、そのワインは評判とは随分異なっていた、あの17年前の『ルー・デュモン』とは違うということなのだ。。

このシャルムには、グラン・クリュにあるべきフィネスがある。
そして薫り高く、しなやかで、品格とエレガンスが備わっているのだ。

そうなると、やはりニッポンのピノノワールのブルゴーニュと比べて感じる違和感は、日本人の造り手の醸造上の不手際ではなく、テロワールの違いということになるのだろう。
そんなことは重々分ってはいたのだが、この『ルー・デュモン』が明解に教えてくれた。

凄くはないけれど、好きなタイプのブルピノになってくれて、日本人として手放しに嬉しい気持ちだけれど、それはワタクシだけなのだろうか?
おせ~~て!(笑)