The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

クラシックかモダンか?ルチアーノ・サンドローネ!

2008-01-03 22:51:09 | ワイン
五日間の正月休も今日が最後・・・
明日が2008年の仕事始めとなります。

もう限界・・・
休みも遠出の旅行でもあれば、長い休みを満喫できますが、
こっちは家で待機して、子供達の帰省を待つ身であります。
せいぜい5日が限度でしょう!
早く仕事に戻りたい!!

この辺がB型気質でしょうか?

さて、仕事始めの前日の食事はお昼までがおせち料理!
夜はキャベツとベーコンを絡めた濃厚な味わいのパスタにしてもらいました。
食中の共として、01’ネッビオーロ・ダルバ ヴァルマッジョーネ ルチアーノ・サンドローネを開けました。

実はネッビオーロの造り手としてサンドローネは好きな造り手の一人なんですね・・・

このネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーネは93’がファースト・ヴィンテージ!
しかもその地所はロエロ地区のヴェッツァ・ダルバの1.2ha、
樹齢は平均50年を越える古木との事でその味わいに期待が持てます。

さてそのネッビオーロ!クラシックとモダンの狭間に存在します!

色合いはガーネットにエッジがアンバーに見えます。
01’ですよ?驚きですよね・・・
その香りはグラスに注いだ途端に立ち昇ります。
強いミネラルに薬膳の香草のトップノーズ!
甘いカラントにカシスのリキュールのアローマです。
プロヴァンスのハーヴィーさとブラック・オリーヴのニュアンスが続きます。
しっかりめのタンニンはパスタのオリーヴオイルと絡むように同化・・・
深みのある滋味の多いフルーツは樹齢から来るものでしょうか?

もちろんサンドローネはバローロ・ボーイズの一人ですが、
そのネッビオーロは若くて飲めて、その将来も長熟性がものをいう代物!
そして、限られたイタリアワインにしか存在しない、ある種の調和を持ち合わせているわけです。

こんなネッビオーロ他にあるでしょうか?