銀河後悔日誌、つぶやき

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お関取への道

2006-05-24 22:59:39 | 大相撲観測日誌
 5月場所が終わったばかりだが、7月場所の番附が編成された。

 発表は初日の13日前であるが、新(または再)大関・横綱はこの日から新地位となり、また、新十両は化粧回しの準備の都合上、今日“内定”発表される(地位は番附発表日から有効)。

 先場所は東幕下15枚目格の下田が全勝優勝し、史上初の“一発十両”がなるかどうか注目を集めたが、十両昇進は東筆頭で5勝2敗の上林(再)と西筆頭で4勝3敗の龍皇(新、白鵬より1年先輩、同じ宮城野部屋)に決まり、下田は涙を飲んだ。


 幕下上位の全勝者が十両昇進を“優先”されるのは、今に始まったことではない。
 以前は枚数が一定していなかったが、昭和42年5月から幕下の枚数が60枚になったときには「20枚目以内」、52年5月からは「15枚目以内」の全勝者がそれぞれ“優先”で十両昇進を決めている。


 昭和52年5月以降、幕下15枚目で全勝した力士と同場所の筆頭で4勝3敗だった場合に、次場所の番附(今回以外はともに十両)の地位がどうなっているかを見てみる。
 全勝場所・その地位(翌場所地位)

 ・昭52.11 東15 琴の郷(東11) 
 ・昭60. 3  東15 野口  (東13) 東1栃ノ華(西12)
 ・昭60.11 東15 起利錦(東10) 東1天ノ山(東11) 西1騏乃嵐(西12)
 ・平 2. 7 西15 時津洋(東13) 東1大石田(西13)
 ・平18. 5  東15格下田 (幕下) 西1龍皇 (十両)

 最初の52年11月のケースは東2枚目の貴羽山が4勝3敗だったが、西幕下筆頭に止められた。
 次の60年3月では東筆頭が上回っているが、11月では逆転している。
 平成2年7月のケースでは、西15枚目の全勝でも東筆頭を上回っている。

 今回は西15枚目より半枚下の場合で西筆頭を上回るか、が焦点であった。
 下田は不運だった、とも言えるが、ともあれ筆頭には上がるだろうから、今度は十両とも対戦し、名実ともに新十両を勝ち取ってほしい。

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