高校時代からの友達が、自身の近所(四日市市)で咲いている花を見て、それが私の「花写真鑑」にない花(以下“新種”という)であることを確かめた上で、“新種”を見付けたから、見に来ないかとのメールが入った。 近日中彼は地域の夏祭りの準備で忙しく午前中なら案内出来るというのである。
何よりも私が喜ぶ“新種”なれば、万難を排し出かける心積りはあるものの、翌日は所要があり、行けず、翌々日は四日市の病院に行く予定があり、その待ち時間中に案内してもらえないかと、真に勝手なお願いをしたところ、「了解!」の返事であった。
はやる気持ちのせいか、予定より30分も早く待ち合わせ場所に着いたが、友は夏祭りの準備中、しかも、ターゲットの花は祭りの山車を準備している場所にあるという。 迷惑ながら、是非撮らせて頂きたくお願いしたのであった。
「ハマユウ(浜木綿)」 ”新種”登録 第1327号
この花は昔から知っており、何度か見かけたが何故か写真が無く、今まで登録がしてなかった。 何故登録しなかったのか不明である。 撮ったが、写真が“下手くそ“で載せるのが忍びなかったのか、花期が適切でなく断念してきたものと思われる。
二つの花がセットで咲き、白と黄色の花が交じる「イボタヒョウタンボク」 の“ピンク”を見付けたとの連絡であった。 写真を送ってくれていたが、「ピンク色が見つかった!」と喜んでしまい、信じて疑わなかった。現物を目の当たりにしても、信じていた。
しかし、帰ってよくよく見ると、葉の形が違うし、「イボタヒョウタンボク」は枝の途中の節々で花が咲くが、この花は枝の先端でのみ咲くことが判明し、改めて調べてみると、登録済の「ハニーサックル」別名「ニオイニンドウ」であることが判明した。 ・・・残念!。
明日の祭りの準備は完了したようだ。 すでに皆さんは解散していた。
その後、病院に戻ったが、まだ時間があるようなので、周りを見ると、“新種”らしき花があったので、写真に撮り私の持てる資料をすべて見たが名前が分からない。 “新種“である事には間違いないので、「みんなの花図鑑」に投稿したところ、十分も経たない間に回答があった。
このサイトを過去はよく使用していたが、間違いが多く少し難しい問、例えば雑草の名前などは、殆ど回答がないので、使うのをやめていたが、この種の如く“園芸品種の匂い”がするものなら、答えがあるやもしれないと思ったが、それは間違いではなかった。
やはり園芸品種であったが、“新種”として登録した。 (第1326号)
友がその気になって周囲の花を見てくれたおかげで、またひとつ花について知ることが出来た。 改めて友に感謝した次第。
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