股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

原因不明もあるのです

2006-03-09 12:18:22 | 痛みのこと
/}昨日、朝9時前に携帯にメールが届きました。

見てみると、鹿児島の方で「今日東京にいて、これから銀座をぶらつく予定なので、その前に治療できますか?」でした。
突然すぎるよ・・・と思いながらも、うれしくて時間を空けてしまいました。
本当は、珍しく時間があって暇してたのですが・・・。
4ヶ月ぶりでした・・・久しぶりに会えてうれしかったですね。
筋肉にこりがありましたので、きっと脚が軽くなって銀座を楽しめたと思います。


私の患者さんは400人くらいいますが、その中で1人だけ筋肉の施術によって効果がまったくない方がいます。
では、股関節に炎症があるのかというと、触診上はそれも無いのです。
いろいろ悩みました。

股関節痛の原因が筋肉ではないので、患者さんの同意を得たうえで某医科大学の先生と連絡を取って股関節の炎症に対する治療を行ってもらいました。
触診では股関節に炎症は無いのですが、触診ではわからないレベルの弱い炎症があるのかなと考えたからです。

その先生からの治療結果報告では、「股関節に炎症は無いよ。」という結果でした。
今のところ、股関節痛の原因はわかりません。
こういう症状もあるんですね。
以前、しばらくこの患者さんが私の施術を休んだ期間がありました。
そして、久しぶりに施術を受けに来られた時に、症状がかなり悪化していました。

ですから、原因はわからないものの、股関節の動き(可動域)や歩き方(歩容)を悪化させない為に施術は続けることにしています。
股関節痛の原因に限らず、また、効果の持続時間に個人差はありますが、99.7%の患者さんは施術後に股関節痛の改善を示します。
その状態が、長期間続くことが私の施術目標です。
筋肉がほぐれても、疲れが溜まるとすぐに痛みが出るように思うかもしれませんが、
筋肉の病気が治ると循環が改善し、自己治癒力向上、疲労回復が早い筋肉になります。
二度と痛みが出なくなるケースもあるのです。


これが筋肉です。




変形性股関節症を怖がらないでね


股関節痛は怖くない!・・・は怖くない?

2006-03-08 09:07:29 | Weblog
私の妻は理学療法士ですが、現在は大学病院の神経内科病棟で秘書をしています。
その病棟の先生が言っていたそうです。
『患者さんの話を聞くことが重要で、それだけで良いんだよね。』
この病院には私も10年間勤めていましたが、この神経内科病棟の先生方は非常に優しいという印象を持っていました。

この先生もさすがに外来では患者数が多いので、じっくり話を聞くことはできないそうですが、病棟では実行しているようです。
これは私の印象ですが、内科の先生にはこのような先生がいるんですよね
素晴らしい先生だと思います。


このブログは“股関節痛は怖くない”ことを理解していただいて、人生を楽しいものにしていただきたいという目的で2ヶ月間、30回にわたり続けてきました。
しかし、このブログによってかえって怖さが増してしまっては逆効果ですのでやめなければなりませんね。
それは私の自己満足の世界となります。
もともとブログとはそういうものかもしれませんが、私自身の目的とは異なる結果です。
定期的にご覧いただいている方々は、どのように感じていらっしゃいますか?
ご覧いただいている方々にも個人差があります。
変形性股関節症の一般的なことを書いても、個人差に対応できないこともありますね。
できましたらご意見をいただけたらと思います。
また、このようなことを書いてほしいとか要望や相談でも結構です。
実は、ネタに困ってたりして・・・いえいえそんなことはありませんよぉ。



変形性股関節症を怖がらないでね







小指が痛い

2006-03-07 10:42:09 | Weblog
私の手はデカイです。
一般の人で、私よりデカイ人にはなかなか出会えません。
厚くて暖かい手、ピアノは弾けないけどピアニストのようにすらりと伸びた品のある長い指。
まさに“神の手”と自分で呼ぶにふさわしい手だと思っています。
親指にはいつも負担かけているな・・・。
小指ではいろいろ迷惑かけているな・・・。



脚の小指が痛いために、歩行が困難になり仕事も辞めようとしていた患者さんがいました。
片方の股関節が悪いのですが、同側の脚の小指を痛がっていました。
脚の長さの差が1.5cmあり、骨盤も傾きが見られていました。
病院では股関節の手術を勧められていましたが、本人は手術はしたくないと言う希望でした。
私は“ひこつ筋(腓骨筋)”が原因筋ではないかと判断して、ひこつ筋を中心に施術しました。
ひこつ筋とは、膝下の外側にある筋肉です。
この痛みは2回の施術で取れました。かなり長期間痛みを感じていた割には早く痛みが取れました。
ひこつ筋は膝下の外側から出て、外くるぶしの後ろを通り、小指側の足の中央部にくっついている筋肉です。

片脚が短い為に、つま先から地面について歩いていたことが原因でしょう。
ひこつ筋に負担がかかり過ぎ、ひこつ筋が筋肉の病気になり、その症状が小指まで広がっていたのです。
筋肉の病気には、このように“広がる”という症状があるのです。
筋肉の病気は早いうちに対処した方が良いと思います。
この患者さんには、靴の中に中敷を入れて、できる限り脚の長さをそろえたうえでかかとから地面に着いて歩くように指導しました。
その後、4年間この痛みは出ておらず、仕事もバンバンやっているようです。

この患者さんは東京からは遠いところに住んでいるのに、ある日名前を告げず予約をいただいて・・当時の原宿の店に
突然顔を出されビックリさせられたことがあります。

「あれ、どうしたの?なんで?」と聞くと「ホノルルマラソンに参加してきた帰りです。」だって!
「前もって先生に相談すると、反対されるだろうから、相談しないで言っちゃいました。」だって・・・びっくりしましたが、
その顔に笑顔があふれていましたので、大変うれしく感じました。
もちろん、フルマラソンではなく、ずっと走りっぱなしでは無かったと思いますが、その気持ちに感動を覚えました。
その患者さんのレントゲンは4年前と変化がありません。

この患者さんの場合、痛みのは足の小指、原因筋は膝下の外側・・・この症状が股関節の手術で改善するのでしょうか?


歩き方も関係するのですが、脚をかばうことによる左右のアンバランスも影響していると思います。
このように、皆さんの場合、確かに股関節が悪いのですが他に痛みが広がっていることがあります。
こういう痛みこそ筋肉の病気ですので、筋肉のお手入れをしてくださいね。

でも・・・病院に行くとレントゲンなんですよね・・・。
もう皆さんは対応方法がわかりますよね。
病院の先生には、「レントゲンに異常が無いから、異常ありませんよ」なんて言わさないでくださいね!!
異常があるから病院に行っているのですから。
そんな診察でお金を取らないでください!!・・・とね。


変形性股関節症を怖がらないでね




生まれ初めて!

2006-03-06 12:59:58 | Weblog
昨日“県庁の星”を見てきました。
有頂天ホテルの伊藤四郎も良かったのですが、織田君も良かった。
皆さんはもう見ましたか?


「生まれて初めて!こんなに体が軽いのは。こんなことってあるんですね。」
本日初診の患者さんの施術後の言葉です。

この方は、比較的遠いところから、歩くのも大変なのに来て頂けました。感謝。

患者さんの訴え(主訴と言います)は以下のとおりでした。
  
  主訴  ①座っていて立ち上がるとしばらく歩けない。
      ②脚の付け根が痛い
      ③プールで前歩きができない

25年前にRAOという自骨による手術を受けられていました。
残念なのは、その後手術をした方の股関節の動きが悪くなったとのことでした。
レントゲンを持参いただけたので説明しましたが、骨盤と大腿骨頭の接触面積が広く安定した股関節でした(これを変形と言う言い方もあります)。
軟骨はかなり減っている状態でした。
手術をしているので、接触面積が広いと言うことがあるので、手術をしたことは良かったですね、と説明しました。

触診をすると、股関節には炎症がありませんでしたので、現在の症状は筋肉が原因である可能性が高いですねと説明しました。
続いて筋肉を触診すると、お尻の横にある中殿筋とその奥の小殿筋が硬く、異常に強い痛みを訴えていました。(筋肉を押すと痛い・・・筋肉が病気の証拠)
他には、ももの裏のハムストリングスも痛がりました。

お尻の筋肉とももの裏を主に施術しました。

終わった後の言葉は先に書きましたが、小幅でしか歩けなかったのが、大幅で早く歩けるようになり、驚いていました・・・こんなことってあるのです。
施術の途中に、心の話をしました。
不安や恐怖心や怒りをもつと、自律神経の影響を受け血管が縮み、痛みが増えることがあるんですよと言うと・・・「私は母をずっと恨んでいます。今後についての不安もあります。」と答えてくれました。

私は「お母様を許してください。お母様も苦しいはずですよ。股関節の現状については、筋肉が悪いと思いますが、骨は安定してますよ、よけいな不安を持つ状態ではありません。なぜなら、炎症はないし、このところのレントゲンに変化が無いからです。」と助言しました。
この方の心は急激に変化すると思います。

股関節の状態が急激に悪化したのがちょうど1年前でした。しかし、その前後で撮ったレントゲン写真に変化が無かったのです。}

「症状は急激に変化したのに、骨は変化していない・・・つまり、症状と骨の状態は比例しないんですよ。と言うことは、現在の症状が骨から来ているとはいえないということなんですよ。」と説明しました。
すると患者さんが「そうなんです。病院の先生も『なぜだかわかりません・・・』と言っていました。」と教えてくれました。

病院の先生としては、骨からの症状ではないと判断したなら、『なぜだかわかりません・・・』と思うのではなく、『じゃ、他の原因を探してみましょう。』と考えるの常識的だはないのかなと思います。
しかし、そのような診療は行われなかったとのことでした。
この先生は股関節に関しては非常に有名な先生なんです・・・。

こんなこともあるのです。


変形性股関節症を怖がらないでね




人工関節はおバカさん?

2006-03-04 01:03:05 | Weblog
私の兄は東京で歯科医院を経営しています。
昨夜久しぶりに会ったら「もう歯医者をやめたいくらいだ。」と言っていました。
それほど保険診療に限界が来ているのも知れません。
私と似ていて技術一筋で腕は良いと思いますので、保険診療システム自体に限界が来ているのかもしれません。
私は6年前から保険診療の限界を感じ、保険診療から離れました。
自分としては良かったと思っています。患者さんからは施術料が上がって嫌われたかもしれません。
施術のレベルを上げられること、心の施術に時間がかけられるようになったことが
保険診療を離れてよかった点です
今後少子高齢化が進むにつれ、益々保険診療は厳しくなるでしょう。
そうなると、患者数を増やさないと経営が成り立たなくなり、診療時間は益々短くなるでしょう。それが医療の質の低下とならなければいいのですが・・・。
比較的安い料金で、質が高くて心も診れる新しい形のシステムを作りたいと思っています。その為には、様々な客層に対応した多角経営的な発想も必要となるので、ただいま試行錯誤中です。
日本の医療を変えるのだ



人工関節に向かっておバカさんとは失礼な表現ですね。すみません。
人工関節の手術を受けている方々には申し訳ないです。許してくださいね今まで人間の骨については“利口”という言葉を使ってきましたが、その反対の意味で人工関節はある意味“おバカさん”です。

人工関節には修復力がありません。
人工関節は上下の自分の骨に固定されていますが、人工関節の硬さと自分の骨の硬さに差があると、自分の骨が人工関節の硬さで押しつぶされることがあります。人工関節はそんなことおかまいなしです。
体重がかかっているという感覚を感じることも無いでしょう。
(人間には関節覚という感覚がありますが、ここではその感覚をさしているのではありません。)
筋肉の状態を常に正常に保つことが必要なんです。
筋肉が人工関節を守ってくれるのです。
人工関節の手術をして、現在痛みを感じている方は多いと思います。
そのような方は、特に筋肉のお手入れを心がけてくださいね。
筋肉が柔らかく大きいと人工関節は長持ちしますよ。

基本的に人工関節は人間の身体にとって異物であり、アレルギーの原因になる可能性があります。
ネックレスなどで金属アレルギーを起こす方がいらっしゃいますが、そのような方は人工関節によって金属アレルギーを起こす可能性があります。
かつて、ほとんどの金属にアレルギーを起こす患者さんがいました。
その方は人工関節の手術を望んでいましたが、とうとうあきらめました。
現在人工関節が入っている方で、金属アレルギーの方がいます。
現在人工関節は2度目の手術を終えて10年が経ちます。
1回目の手術前に細かなアレルギーテストを行った記憶は無いようです。
この方の場合、原因不明の膝痛(膝も人工関節にしました)、逆流性食道炎、めまい、顎関節症、腎臓疾患、手のしびれ、足首の炎症・・・と様々な病気が次々と出ています。
また、人工骨が挿入されている大腿骨の骨粗しょう症が重度です(このような骨粗しょう状態は、寝たきり状態の方以外では初めての経験でした。)。

これらの症状が、私の経験からするとどうも納得でき無いことが多く、金属アレルギーと関連しているのではないかと考えています。
しかし、証拠は何もありません。
この患者さんはほとんどの病院で3回目の手術はできないと言われています。
ですから私はどうしてもこの患者さんの股関節を長持ちさせたいと思っています。
昨年、私の紹介である先生にかかりました。その先生だけは「手術はできますよ。」と言ってくれています。
本人は現状をできるだけ維持したいと考えていますので、できる限り長期間、できれば最後まで維持してあげたいと考えています。
現在75歳です。

この患者さんのようなケースは、ひっじょーに珍しいので、人工関節の方は不安を持たないでほしいのですが、知っていてほしいのです。
また、手術前にアレルギーの説明を受けて検査をしたかを思い出してみてください。(インフォームドコンセント)

アレルギーが出る人の確率は低いから、手術後アレルギーが出なかったら・・・結果オーライ!・・・では済まされませんからね。
これから人工骨の手術を受けるつもりの方は、手術前にアレルギーテストを受けたほうがよいと思います。
病院により差があるようですので。

その点自分の骨は修復力(人はこれを変形と呼ぶ)があり、大きなトラブルを起こすことはありません。
股関節痛さえコントロールできれば、手術を避けられる方も多いでしょう。
皆さん、ぜひ自分の骨を大事にしてください。
人工骨の手術を受けている方も同じですよ。人工骨は自分の骨に支えられているのですから。脚をかばえばかばうほど自分の骨は弱くなるのですから・・・。
脚を大事にするとは、脚をかばうことだけではありませんよね・・・もうお分かりですよね。


変形性股関節症を怖がらないでね







不安運動症候群

2006-03-03 13:29:14 | Weblog
夕べはドイツの会社から来ているスイス人の先生と会食でした。
私は英語が苦手なもんで、端っこで笑顔で良い子してました。
日本橋ですき焼きを食べました。久しぶりの肉だった。



不安運動症候群・・?
こんな病気はありませんよ、ありませんが・・・ありそうですねぇ?

}変形性股関節症の方々の中には、『運動しなきゃ、運動しなきゃ・・・』と運動をしないことに不安を感じている方が多いですね。
病院で運動をするように言われていますので、仕方ないんですけどねぇ。
そのような方々の話を聞いてみると、運動しないと筋肉がどんどん痩せていくと考えている人が多いようです。
また、“運動”とは、プールで歩くとか重りをつけて脚を挙げるとか・・・だけが運動だと考えているようです。
「進行性」と説明されることが多いので、骨も筋肉もどんどん悪くなると考えているのでしょうか?
その進行を、プールや重りを使った運動をすることによって遅らせることができると考えているのでしょうか?
皆さんはどのようにお考えでしょうか?

確かに脚をかばうと脚が細くなり筋力は弱くなります。
しかし、かばった分だけ細くなったら、それ以上は細くなりません。
また、脚をかばって細くなっているのなら、脚をかばわなくするようにするにはどうすればいいか考えればいいのではないですか?
生活上で歩くことは、重要な“運動”です。

『運動しないと死ぬ』と言いながら『股関節が痛い』と言う方がいます。
70歳を過ぎているのですが、大変お元気で素晴らしい筋肉の持ち主なんですが、このところやや疲労気味です。笑顔にあふれ、運動量を過少報告するあたりが非常に“おちゃめ”な為、施術中はいつも笑いが絶えない感じです。

「股関節が痛いのなら2~3週間だけプールを休んだらいかがですか?」と言うと、『そんなことしたら死ぬ』と言うので・・・殺すわけにもいかないから、今では「わかりました、好きなようにしてください。私が骨の進行を止めますので。」と言っています。
この方の場合、どう考えても運動中毒です。患者さん自身も認めています。
運動の量も質も半端ではないのです。
月に1回横浜から通って来られ、長い付き合いをしていきましょうと言うことになっています。
筋肉にとって必要なことは、正常に近い状態で筋肉を使うことです。
痛みがある時は、ほとんどの場合股関節に炎症があるか、筋肉に病気があるかです。このような時は筋力があっても筋力を発揮できないので、“運動”は逆効果になる時があるのです。

皆さんここで基本的なことをまとめますので、ご理解いただければと思います。




筋肉についての考え方

①股関節の骨や軟骨にかかる負担(衝撃)を吸収するのは筋力です。〔筋肉の役割〕
 このことはほとんどの先生が理解しているはずです。
②筋肉が正常で、筋力が十分発揮できる状態では、骨や軟骨にはほとんど負担がかかりません。
 このこともほとんどの先生が理解しているはずです。
③筋肉は疲労します。疲労だけではなく筋肉には病気もあります。
 このことを理解している先生はほとんどいません。
 筋・筋膜症候群と言う病気です。
 この病気はレントゲンに写りませんし、血液検査上でも異常が出ません。
④筋肉が病気になると、痛みと共に筋力が発揮できなくなりますので、股関節の骨にかかる負担(衝撃)を吸収する力が減少します。
⑤筋肉が病気の時は、筋肉の病気を治療することが最優先されます。
⑥筋肉の病気を治療しないまま運動をすることや、多くの活動をすることは筋肉の病気を悪化させ、骨の変形を悪化させてしまいます。
⑦筋肉は変形性股関節症のためにやせる(筋力が低下する)のではなく、使わないからやせるのです。これは常識中の常識です。
⑧使える筋肉になると生活するだけで元に戻ります。これも常識です。



これは私独自の考え方や想像ではありません。ちゃんとした教科書や文献に書かれていることです。筋肉について勉強している人には常識的なことなんですよ。

病院の先生があまりにも勉強不足なので、筋力低下=筋力トレーニングだと考えてしまうのですね・・・残念と言うより・・・ちょっと怖いですねぇ・・・。皆さんに重要なのはプールや重りを使ったトレーニングだけではありません。
筋肉が正常ならどんどんやっていいですよ。

『運動しなきゃ、運動しなきゃ・・・』とよけいな不安や自己嫌悪に陥ることはまったく無意味なことですし、何よりも心が疲れきってしまいますよね。

同じ人生なら、楽しく過ごしたいものです。
こんなこと書くと「あなたは健康だからそう言えるんでしょ!!」なんて怒られそうですね。
私は、腰骨の軟骨がなく骨と骨がくっついています。左脳(前頭葉)に脳腫瘍があります。心臓に不整脈があります。脚が短いです・・・悩もうと思えば悩むことはいっぱいあります。
悩むことより、体調をいい状態に保つようにいろいろ工夫や治療をして、普段はそんなこと忘れて、楽しいことを考えていた方が楽しいと思うので、普段はまったく忘れています。
悩んだり不安になると症状が悪化するだけだしね(心身症)
同じ人生なら、楽しく過ごしましょうよ。

変形性股関節症を怖がらないでね





資格じゃないのよ、先生は

2006-03-02 01:36:55 | Weblog
今週はシンガポールから多くのお客様が来日していたので、接待と友好を兼ねて東京タワーの下にある“とうふ屋うかい”で食事をしてきました。
東京のど真ん中にあるのに、都会の雑踏を感じさせない作りで、かといってお店に入る前にはドデカク東京タワーが見えて綺麗で・・・良かった。
料理もなかなかヘルシーで、ほとんど肉を食べない私には最高でした。
また行きたいです・・・・最も大きな理由は・・・
同席していた女性達は口をそろえて『何気なくこの店に連れてきてくれるような男性は素敵。』と言っていました・・・参考になった・・・ムフフ。


今回は筋肉の病気を治してくれる先生の見つけ方です。

皆さんは整骨院と整体院の違いがわかりますか?
整骨院は柔道整復師という国家資格を持った先生が経営する施術所です。
整体院は民間の資格を持った先生もいますが、基本的には商売ですので誰にでも経営できる施術所です。
大きな違いは、一定水準の教育レベル(国家試験をパスするという)を持っている整骨院と、水準に大きなばらつきのある教育レベルを持っている整体院ということです。
極端な話をすると、皆さんが整骨院を開くには3年間の教育機関に通い、国家試験にパスしなければなりません。ところが、整体院は明日にでも開業できるのです。
自分の家の前に『○○整体院』と書けばいいのです。
こう書くと、良い整骨院を探せばよいように思いますが、そうとも限りません。
整骨院は保険を扱うのが原則ですので、施術時間が短くなる傾向があります。
また、整骨院の先生は、基本的には学校で骨折・脱臼・打撲・捻挫という怪我についてのみの教育を受けますので、マッサージ等の教育は受けません。独学で勉強している先生は多いですが・・・。

一方整体院は商売ですから保険が扱えませんので、施術代は高くなりますが、しっかり時間をかけて施術することは可能です。よく勉強している先生の中には素晴らしい技術を持った先生もいます。
私は柔道整復師です。また、私は理学療法士です。
どちらも国家資格ですが、どちらも保険を取り扱うので、患者さんの施術には十分な時間をかけることが難しいです。
私は、保険を扱う場合は施術や治療の質は下がる可能性が高いと考えています。
しかし、質を下げないように努力している先生もいるかもしれません。

私は現在、どちらの国家資格も使っていません。
この二つの資格をとるために勉強をしたこと、この二つの資格によって
仕事が出来た期間に勉強できたことが現在の施術法の基礎となっているので
国家資格を持っていることは良かったかもしれません。
しかし、現在はどちらの資格も使っていないのです。
つまり、現在は国家資格を持った整体師であり、私の施術所は分類的には整体業と言う商売です。

国家資格には、柔道整復師のほかに針灸師、指圧師、あんま師、マッサージ師等がありますが、これらの資格には基本的には保険が適応されません。これらの資格には良い先生がいるかもしれませんね。

一方、国家資格ではないのは、カイロプラクティック、気功、リフレクソロジー(足裏健康法)、アロマセラピー、リラクゼーションサロンで行われている施術等です。これらの名前で開業されている先生の中にも素晴らしい先生はいるかもしれません。

病院の医師や看護師やレントゲン技師、臨床検査技師等も国家資格ですが、施術と言う面で考えるといわゆる“皆さんの筋肉をほぐしてくれる先生”選びには適さないのが普通ですので除外しました。

皆さんにお勧めすることは、国家資格の有無だけではなく、その先生が筋肉の病気についてどれだけ勉強しているかと言うことを判断することが最も重要だと思います。

もう一つ重要なのは“良い噂”かもしれません。
“痛みを取る目的で施術を受けたら症状が改善した”と言う噂を聞きつけたら、とにかくその先生にかかってみましょう。
もちろん、皆さん一人ひとりの個人差がありますので、効果にも個人差はあると思います。噂は良くても効果がないことはあります。
しかし、施術を受けてみないことにはわかりません。

そして、1回の施術で心身に改善が見られたら続けてみましょう。1回の施術で心身に改善が見られなかったら、通院を続けることは無駄かもしれません。

効果的な施術と言うのは1回でわかります。ダメなものは何回行ってもダメなケースが多いです。ダメなケースとは、先生が勉強不足と言うこともありますが、その先生の施術に皆さんの心身が合わないと言うこともあるのです。

まとめましょう。


皆さんの筋肉の病気を改善できる良い先生とは・・・。


①資格だけで判断してはいけない。良い噂は重要です。
②筋肉をほぐす施術をしていること。
③筋肉の病気について勉強していること。
④1回の施術で心身が改善すること(もちろん2~3回で判断してもいい、3回の施術で心身の改善を感じないようなら、何回通っても効果は無い可能性が高いと判断して間違いありません。)


皆さんが、股関節に炎症がないのに、股関節周囲に痛みがある場合は、施術所を探して、とにかく電話をして上記の②③を確認しましょう。
資格が気になる方は①も確認して良いと思います。

良い噂を聞いたときに、すぐその先生にかかるタイプの人と、何回良い噂を聞いても全然その先生にかかろうとしないタイプの人がいます。
この違いは、性格かもしれませんが・・・すぐにその先生にかかるタイプの人は、症状の改善も早いように感じます。

皆さん、広いアンテナを持って情報を収集し、良い噂を聞きつけたら・・郷ひろみです・・・GO!GO!

最後にその先生が良い先生だったかを、1回目の施術後に皆さん自身の感覚で判断してみましょう。

日本では“筋肉の病気”という考え方がおくれていますので、非常に少ないとは思いますが、きっと皆さんにとっての“名医”はいます。
見つかるまで探し続けましょう。

結構すぐ近くにいるかもよ・・・。


変形性股関節症を怖がらないでね