股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

骨盤のズレを治す方法

2006-03-30 19:54:48 | 痛みのこと
前回“脚長差”について説明した時に、骨盤のずれについて少しふれましたね。
今回はその骨盤のずれを元に戻す方法をお教えしましょう。
簡単ですから、毎日一回やってみてくださいね。


“3D(スリーディー)”という言葉がありますね。
3次元的なものの捉え方。
骨盤も3つの方向にずれる(正確には“傾く”)んですね。
原因は骨盤にくっ付く筋肉が縮んで骨盤を引っ張ることです。
脚長差を起こす骨盤の傾きの犯人は、主に『腰方形筋(ようほうけいきん)』という筋肉です。
腰の背筋の下にある筋肉です。
この筋肉を緩め、引き上げられていた骨盤を下げる方法を説明しますね。





骨盤の傾きを正す方法(正面から見た時の骨盤の上下の傾きを治す方法)


①上向きに寝て、脚をまっすぐ伸ばす。
②右脚の踵を自分の力で下に押して脚を伸ばすようにする。(右の骨盤が下がります)
③左脚の踵を自分の力で下に押して脚を伸ばすようにする。(左の骨盤が下がります)
④右と左を比べ、楽にできたほうだけを5回行う。


これだけでOK!
上に傾いてしまった骨盤は、自分の力で下げることができるのだ!

とにかく左右の骨盤の“下げ易さ”を比較して、楽にできるほうだけを5回行うと、人間の骨盤は水平に戻るようにできているのです。

簡単でしょ!
結構、腰痛や足の痛みも楽になる人もいますよ。

ためしてガッテンテン。
骨盤が水平になっても左右の脚の長さが違う時、それを“脚長差”と呼ぶのです。
人間の体の偏った使い方が骨盤を傾けるのです。
上記の体操を1日1回やって、その日の偏り(疲れ)はその日のうちに取る様にしましょう。
偏りを溜めると、筋肉の病気になるからです。
骨盤のズレの話は、“脚長差”ということから始まりましたが、骨盤を正しい位置にしておくことは、皆さんの痛みを少なくすることでもあったのです。

痛みの少ない人生にしましょう!


変形性股関節症を怖がらないでね