本日、銀座の仕事を終えたら今年最後の出張治療、新大阪→高松へ伺います。
皆様宜しくお願い致します。
変形性股関節症の正体は股関節関節包の股関節炎です。
そして、股関節痛は股関節の「変形」自体が原因ではなく、「炎症」が原因です。
骨は骨膜という神経が豊富で痛みを感じやすい膜につつまれています。
しかし、股関節の関節面には骨膜はありません。
その代わりに、股関節の軟骨と骨全体を関節包という神経が豊富で痛みを感じやすい袋が包んでいます。
青:骨膜 ピンク:関節包 赤:関節唇
上手の断面図
同じく 青:骨膜 ピンク:関節包 赤:関節唇
現在、変形性股関節症は股関節関節包の「炎症」が主体で考えられるべき病気なのに、軟骨や骨の「変形」が主体で考えられる病気と考えるのが主流になっています。
「変形」を主体に考えるとレントゲンを主とした骨を重視した診察になります。
一方、「炎症」を主体に考えると股関節関節包を重視した診察になります。
骨を包む骨膜や関節を包む関節包には炎症がおきますが、骨自体には炎症は起きません。
「炎症」は軟骨や骨と違ってレントゲンには写りません。(MRIには写る事があります。・・・後日画像をお見せします。)
骨は人体の基本を形作っていますのでその形は無視できませんが、現在の股関節に対する診察法があまりにも骨に偏りすぎているのは診察の基本としては問題です。
私がみている患者さんに、変形が強く(いわゆる末期)骨と骨が当たっているのに痛みが無い方がいます。
一方、変形は全くないと病院で説明されているのに痛みを訴える患者さんがいます。
このような症状の患者さんは病院でも多いはずです。
上記患者さん達の症状は「変形」ではまったく説明できません。
変形は日によって変わらないのに、痛みが日によって変わる方がほとんどです。
この痛みの説明も変形ではまったく説明できません。
皆さんの中には軟骨が減ってきていたり、骨と骨がぶつかりそうな画像が脳に染みついてびくびくしながら生活を送られている方も多いと思います。
軟骨が減るだけでは痛みは出ません。
骨と骨が当たるだけでは痛みは出ません。
(骨の痛みについては後日説明します。)
皆さんの病気の症状を変形で説明しようとすると、矛盾が多過ぎます。
ところが、炎症で説明するとほとんどの説明がつきます。
筋肉は軟骨や骨の変形の影響はほとんど受けませんが、関節包の炎症の影響を強く受けます。
炎症が強い時は、筋肉も反射的に硬くなり、血流が著しく低下します。
筋肉はこの血流によって養われ、酸素を与えられ、疲労物質が溜まらないようにできています。
筋肉に栄養がいかないと筋肉は発達できずにやせてしまいます。
筋肉に酸素が供給されないと、すぐに疲れる筋肉になり、痛みを出し、筋力の発揮できない筋肉になります。
また、筋肉内の疲労物質(乳酸)は蓄積される一方となり、やがてその疲労物質は痛みを感じる発痛物質へと変化します。
最近では、股関節痛の原因が主に股関節関節包にあるのか、筋肉にあるのかを鑑別診断してくれる病院が出てきました。
私達は、股関節の触診をしたり、筋肉の触診にて筋肉の硬さを確認したり、深圧にて筋肉の状態を改善させたあとの反応を確認したり、関節を動かしながら筋肉の抵抗感を確認することによって股関節関節包内の炎症の程度を知ることができます。
股関節痛は股関節関節包の程度に比例するのであって変形の程度に比例するのではありません。
従って、変形性股関節症の最も重要な要素は、骨の変形の程度ではなく、股関節関節包内の炎症の程度なのです。
炎症の改善は基本的には皆さん誰もが持っている自然治癒能力です。
皆さんは誰もが体内に副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)を持っています。
このステロイドホルモンが炎症を抑えようとしてくれます。
変形性股関節症の基本である炎症が改善して、炎症の影響を受けていた筋肉が正常化してくると、皆さんの基本(機能)が改善してきて、機能の改善に伴い応用(能力)が改善してきます。
骨と骨が当たっても、股関節の骨の表面には神経がありませんので痛みは出ません。
軟骨にも神経がないので減ったとしても痛みは出ません。
髪や爪を刃物で切っても痛みが出ないのと同じです。
炎症が起きる股関節関節包には神経が豊富です。
炎症が起きると、炎症の程度に比例して痛みが出ます。
軟骨や骨の変形が重度の時、強い炎症があれば強い痛みが出ます。
しかし、いくら軟骨や骨の変形が重度でも、炎症がなければほとんど痛み無く生活できます。
皆さんに対する治療としては、まず炎症の程度を把握したうえで炎症を取り去る治療がなされるべきなのです!
群馬だけでなく、栃木、長野、新潟、埼玉の方もお待ちしています!
■高崎・加藤先生のホームページ
関西の方、お待ちしています!
■松本深圧院新大阪のホームページです!
北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
■名古屋・早川先生のホームページ
もちろん、銀座でも皆様を待ちしています!
■銀座店のホームページです!
松本深圧院グループの顔です。
■松本深圧院グループのホームページです。
皆様宜しくお願い致します。
変形性股関節症の正体は股関節関節包の股関節炎です。
そして、股関節痛は股関節の「変形」自体が原因ではなく、「炎症」が原因です。
骨は骨膜という神経が豊富で痛みを感じやすい膜につつまれています。
しかし、股関節の関節面には骨膜はありません。
その代わりに、股関節の軟骨と骨全体を関節包という神経が豊富で痛みを感じやすい袋が包んでいます。
青:骨膜 ピンク:関節包 赤:関節唇
上手の断面図
同じく 青:骨膜 ピンク:関節包 赤:関節唇
現在、変形性股関節症は股関節関節包の「炎症」が主体で考えられるべき病気なのに、軟骨や骨の「変形」が主体で考えられる病気と考えるのが主流になっています。
「変形」を主体に考えるとレントゲンを主とした骨を重視した診察になります。
一方、「炎症」を主体に考えると股関節関節包を重視した診察になります。
骨を包む骨膜や関節を包む関節包には炎症がおきますが、骨自体には炎症は起きません。
「炎症」は軟骨や骨と違ってレントゲンには写りません。(MRIには写る事があります。・・・後日画像をお見せします。)
骨は人体の基本を形作っていますのでその形は無視できませんが、現在の股関節に対する診察法があまりにも骨に偏りすぎているのは診察の基本としては問題です。
私がみている患者さんに、変形が強く(いわゆる末期)骨と骨が当たっているのに痛みが無い方がいます。
一方、変形は全くないと病院で説明されているのに痛みを訴える患者さんがいます。
このような症状の患者さんは病院でも多いはずです。
上記患者さん達の症状は「変形」ではまったく説明できません。
変形は日によって変わらないのに、痛みが日によって変わる方がほとんどです。
この痛みの説明も変形ではまったく説明できません。
皆さんの中には軟骨が減ってきていたり、骨と骨がぶつかりそうな画像が脳に染みついてびくびくしながら生活を送られている方も多いと思います。
軟骨が減るだけでは痛みは出ません。
骨と骨が当たるだけでは痛みは出ません。
(骨の痛みについては後日説明します。)
皆さんの病気の症状を変形で説明しようとすると、矛盾が多過ぎます。
ところが、炎症で説明するとほとんどの説明がつきます。
筋肉は軟骨や骨の変形の影響はほとんど受けませんが、関節包の炎症の影響を強く受けます。
炎症が強い時は、筋肉も反射的に硬くなり、血流が著しく低下します。
筋肉はこの血流によって養われ、酸素を与えられ、疲労物質が溜まらないようにできています。
筋肉に栄養がいかないと筋肉は発達できずにやせてしまいます。
筋肉に酸素が供給されないと、すぐに疲れる筋肉になり、痛みを出し、筋力の発揮できない筋肉になります。
また、筋肉内の疲労物質(乳酸)は蓄積される一方となり、やがてその疲労物質は痛みを感じる発痛物質へと変化します。
最近では、股関節痛の原因が主に股関節関節包にあるのか、筋肉にあるのかを鑑別診断してくれる病院が出てきました。
私達は、股関節の触診をしたり、筋肉の触診にて筋肉の硬さを確認したり、深圧にて筋肉の状態を改善させたあとの反応を確認したり、関節を動かしながら筋肉の抵抗感を確認することによって股関節関節包内の炎症の程度を知ることができます。
股関節痛は股関節関節包の程度に比例するのであって変形の程度に比例するのではありません。
従って、変形性股関節症の最も重要な要素は、骨の変形の程度ではなく、股関節関節包内の炎症の程度なのです。
炎症の改善は基本的には皆さん誰もが持っている自然治癒能力です。
皆さんは誰もが体内に副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)を持っています。
このステロイドホルモンが炎症を抑えようとしてくれます。
変形性股関節症の基本である炎症が改善して、炎症の影響を受けていた筋肉が正常化してくると、皆さんの基本(機能)が改善してきて、機能の改善に伴い応用(能力)が改善してきます。
骨と骨が当たっても、股関節の骨の表面には神経がありませんので痛みは出ません。
軟骨にも神経がないので減ったとしても痛みは出ません。
髪や爪を刃物で切っても痛みが出ないのと同じです。
炎症が起きる股関節関節包には神経が豊富です。
炎症が起きると、炎症の程度に比例して痛みが出ます。
軟骨や骨の変形が重度の時、強い炎症があれば強い痛みが出ます。
しかし、いくら軟骨や骨の変形が重度でも、炎症がなければほとんど痛み無く生活できます。
皆さんに対する治療としては、まず炎症の程度を把握したうえで炎症を取り去る治療がなされるべきなのです!
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松本深圧院グループの顔です。
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変股症の痛みが骨膜や関節包の炎症によるものとして、それは血液検査でわかるのでしょうか?
私の場合、5年近く前に初めて両股関節変股症と診断され、その後定期的に血液検査をしていますが炎症反応は一度も出ていません。
痛みに関しては最初の3年程は右側臀部にあり夜間痛はずっとあったのですが、2年前から左側にも痛みが出だし、最近では急な坂を転げ落ちるように痛みが悪化、酷くなり、現在は家の中でも2本杖やロフストランド杖が手離せません。
この場合、血液検査でネガティブでも炎症があると考えるべきなのでしょうか?
また炎症がある場合でも、温泉とか体を温めるのがいいとか、一般に変股症について言われることについてはどうなのでしょうか?