股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

タイミング、『深圧って効果ないよね~!』

2013-01-15 20:54:29 | 股関節の基礎
●股関節周辺の痛みに悩んでいる方々が多いことに驚かされます。
私ひとりで始めたお店も、私の予約がいっぱいになった頃、宮川先生が加わってくれて、2人の予約がいっぱいになった頃、田山先生が加わってくれました。
3人体制で予約がいっぱいになることは予測しづらかったのですが、最近、3人共に予約が取りづらくなってきてご迷惑をおかけしています。
皆様に感謝いたします。
そろそろ、銀座店4人目の先生を募集したいと考えています。
例によって、教育に時間をかけますので、デビューは先になります。
皆さんのお知り合いで、うってつけの先生はいませんか?
また、我こそは!とお考えの先生はいませんか?
もしも、いらっしゃるようでしたらこっそり教えてください、よろしくお願いいたします。
↓↓↓







股関節痛の状態を左右する非常に大きな存在(原因)が股関節の炎症です。
股関節の骨や軟骨には炎症は起こりません。
股関節の炎症とは、股関節を包む袋、股関節関節包に起こる炎症を指します。

股関節の骨の表面や軟骨には神経がありませんので、激痛は絶対に感じません。
しかし、大腿骨の骨膜が進化した形の股関節関節包には神経が豊富で痛みを感じやすいのです。
激痛は、炎症が強い時と、筋肉がつった時にしか起こりません。
股関節疾患で問題になるのは痛みだけではないかもしれませんが、皆さんにとっての一番の問題は股関節痛だと思います。

その股関節痛の状態を左右する大きな存在がレントゲンには写らないから、レントゲンだけの診察法は大きな問題を含んでいるのです。

私はこのブログを通して、この間違った診察の過程に問題があると訴えています。
決して手術や筋トレを全面的に否定しているのではありません。
診察が間違うと、必ず治療法が間違うことが問題です。(結果オーライはあり得ます。)

前の記事に出ていた伝説の人も、もし人工関節手術を受けていれば関節包をすべて取り除くため、全く痛みなく「人工関節にして良かった。」と言っていた可能性は高いです。
結果的に、伝説の人の診断は誤診になり、もし手術というこの方には間違った手段を選択されていたとしても結果オーライだったとも言えます。



筋肉は炎症の影響を強く受けます。
私達は深圧で、皆さんの筋肉の痛みを軽減しつつ、関節可動域の維持改善と炎症の改善を目指しています。



前回説明しました炎症と深圧の関係図をもう一度見てみます。


赤いラインが問題の炎症の山でしたよね。
この炎症の山の登り坂の時は、変形性股関節症が一見“進行性”にみえます。
この時期〔(1)〕に深圧を受けられた方の中には「深圧って効果ないよね~!」と言われる人もいます。
この方が、その後いろいろな治療を経験し、ちょうど炎症の山を越えられた頃に受けられた別の治療法でどんどん痛みが改善するということは十分あり得ることです。


その方にとっては、その別の治療法のみが股関節に有効な治療法だと確信して友達にも勧めることでしょう。
紹介を受けた友達が、たまたま炎症の山をこえていた場合、また効果を実感することもあることでしょう。
しかし、その友達がまだ炎症の山を登りつつある段階だと、別の治療法でも効果を実感できない可能性が高くなると思います。

いつも書きますが、炎症を伴う疾患では個人差が大きく、治療時期のタイミングが効果に大きく影響します。
しかし、今自分が炎症の山のどこにいるのかは治療を受けてみて、その後の経過をみてみないことには判断がつきにくいものなのです。


私は次のように考えています。


まず、深圧で全患者さんの70%しか改善できなかった時、残りの30%を補おうと他の治療法を取り入れようとはしません。
70%を75%や80%に上げる深圧での押し方や、押すポイントを探し続けるのです。
深圧を深く深く掘り下げて研究し、深圧の技術の向上を図るのです。
そして、深圧を始めて16年経っても今だにある“新しい発見”をグループの仲間に伝えているのです。

先日、2人の方で腸腰筋の深圧後に股関節の伸展の可動域ストレッチを時間をかけて行った結果、今までに効果を感じることがなかった方に明らかな自覚的変化が現れました。

2人とも1ヶ月後に効果が持続していましたので、上記の方法が効果をもたらしたと判断しました。
そのうちのひとりの方は8回目の治療で、もうひとりの方は6回目の治療でやっと自覚的効果がありました。

深圧ですぐに自覚的効果が出ない場合、すぐさま炎症が原因だと考えるのでは無く、まずは上記のように深圧の押し方や押すポイントを変えながら自覚的変化が出るようにどんどん深圧プログラムを変えます。
そのおおもとには、「まだ原因筋を見つけられていないか、まだ原因筋に十分な深圧を行えていない。」という考えがあります。


しかし、それでもなかなか効果が得られない場合、股関節の炎症の上り坂状態であると判断して患者さんにも説明をします。
この時期に、股関節関節可動域の悪化を防ぎ炎症の軽症化と短期化を目指すのです。

この痛みがなかなか改善しにくい時期には手術を決断される方もいます。
そのような方々に行って来た深圧は、手術後の経過を良好にしてくれます。

何故なら、皆さんが手術を行う前に必要な事は筋トレではなく筋肉のストレッチであり、深圧は筋線維を直接ストレッチする直接ストレッチ法だからです。




「もっと前に松本先生を知っていたらな‥‥」という言葉をよく聞きますが、皆さんには個人差があり治療にはタイミングがあるので、もっと前に知り合えていたら効果が感じられなかったということも十分あることなのです。








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変形性股関節症を怖がらないでね


































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