股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

線維膜と滑膜

2019-08-12 09:32:36 | 股関節の基礎
子供の頃の『お盆』の記憶はありますか?
私は落雁と提灯と盆踊りかな。



🍓骨の表面には骨膜という神経が豊富な膜があります。
その骨膜は関節では関節包になりますので、骨膜と関節包は神経が豊富な同様な組織となります。

関節包は外側の線維膜(せんいまく)と内側の滑膜(かつまく)の二重構造になっています。



【線維膜:せんいまく】
関節包の外層は骨膜の表層部に続き、線維膜(線維層)と呼ばれ非常に丈夫な層で股関節を補強しています。
つまり、外層の線維膜は骨膜と一緒で神経が豊富な膜になります。


【滑膜:かつまく】
関節包の内層は柔らかい結合組織からなる滑膜(滑液層)です。
滑膜に慢性的な刺激があると、滑膜から滑液が多く分泌され股関節の中に関節液がたまります。
滑膜はさらに表層の滑膜細胞と、弾性線維、血管および神経が含まれる固有層とからなります。
血管が豊富なことは関節の活動と直接の関連があり、活動の盛んな関節はあまり活動しない関節よりも血管が多いです。
滑膜の役割
 ①関節液〔滑液(かつえき)〕の産生
 ②関節液との物質交換
 ③関節の安定性(関節の隙間を埋める)
リウマチ性関節炎では関節の中でも特にこの滑膜がおかされて炎症を起こし(滑膜炎)、痛みや変形の原因となります。
変形性股関節症による関節炎でもリウマチ性関節炎とは原因は異なりますが、滑膜に炎症が起こり、痛みや変形の原因となります。








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