昨日、来年2月に人工関節の手術が決まっている40歳の方がみえた。
来る前のメールのやり取りで彼女の考え方は理解していたつもりだった。
『手術後が楽しみ!』という印象だった。
問診を行うと、いくつかの病院を受診して自分で病院を決めていた。
私は彼女の現在の悩みを聞きだし、カルテに書いた。
手術に臨むにあたって、病院の選択、筋力の現状に悩みを持っていた。
病院の選択は正しいと思った。
ただ、入院期間が非常に短いことで有名な病院だったので、『入院中は頑張らないこと』と助言した。
6週間は無理をしないでほしいと助言した。
触診をすると、術前にしては筋肉の状態が良かった。
筋肉を押した痛みが少なかった。
彼女が心配していた筋力も、左右差はあったものの患側でも十分あった。
非常に質のいい筋肉だった。
歩行時の横揺れもなく、歩行スビードも速かった。
関節可動域も比較的良好だった。
唯一の大きな問題点は脚長差。
4~5cm短かった。
手術をすると、術側が3~5cmくらい延ばされそうだった。
骨が延びるということは、筋肉も神経も血管も伸びる。
そう考えると、手術までに筋肉、神経、血管の柔軟性を出させる必要がある。
手術後の重度のむくみ、引っ張られることによる筋肉痛、神経麻痺を防ぐためである。
施術をしながら彼女の考え方を聞いた。
手術に対する恐怖心や不安感、人工関節に対する不安感は全くといって良いほど無く、手術後の歩容の改善をすごく楽しみにしていた。
むしろ、手術や人工関節に対して不安や恐怖心を抱くことが理解できない、40代の自由な活動を得ることが、彼女には最優先だった。
私は手術前後の注意点ばかり話をした。
彼女の生き方とゆるぎない決意を尊重した。
手術に臨むまでに、あと5時間をかけて内転筋、深層外旋六筋、小殿筋、中殿筋の柔軟性を出させ、坐骨神経の伸張をしっかり行い、手術後の経過が順調に運ぶような準備をする、ということを彼女に話して終了とした。
このような考え方の方もいます。
他にも同じ考えの方はいます。
とにかく人工関節にして生活を楽にする。
人工関節がだめになったら入れ替えればいい。
ということで2回目の人工関節の手術をして9年目という方もいる。
主治医からは『10年しかもたない。』と言われている。
私が施術を始めて5年、来年末で手術後10年になる。
このような方の人工関節も長持ちをさせたいと思うのだ。
昨日の彼女の術前術後のケアーを責任を持って行いたい。
術後、彼女が杖なしできれいに歩けるように・・・絶対にする!
術後、彼女が笑顔で歩いている姿を早く見たいと思った。
(ブログに書かせていただくことは、本人の許可をいただきました。)
変形性股関節症を怖がらないでね
来る前のメールのやり取りで彼女の考え方は理解していたつもりだった。
『手術後が楽しみ!』という印象だった。
問診を行うと、いくつかの病院を受診して自分で病院を決めていた。
私は彼女の現在の悩みを聞きだし、カルテに書いた。
手術に臨むにあたって、病院の選択、筋力の現状に悩みを持っていた。
病院の選択は正しいと思った。
ただ、入院期間が非常に短いことで有名な病院だったので、『入院中は頑張らないこと』と助言した。
6週間は無理をしないでほしいと助言した。
触診をすると、術前にしては筋肉の状態が良かった。
筋肉を押した痛みが少なかった。
彼女が心配していた筋力も、左右差はあったものの患側でも十分あった。
非常に質のいい筋肉だった。
歩行時の横揺れもなく、歩行スビードも速かった。
関節可動域も比較的良好だった。
唯一の大きな問題点は脚長差。
4~5cm短かった。
手術をすると、術側が3~5cmくらい延ばされそうだった。
骨が延びるということは、筋肉も神経も血管も伸びる。
そう考えると、手術までに筋肉、神経、血管の柔軟性を出させる必要がある。
手術後の重度のむくみ、引っ張られることによる筋肉痛、神経麻痺を防ぐためである。
施術をしながら彼女の考え方を聞いた。
手術に対する恐怖心や不安感、人工関節に対する不安感は全くといって良いほど無く、手術後の歩容の改善をすごく楽しみにしていた。
むしろ、手術や人工関節に対して不安や恐怖心を抱くことが理解できない、40代の自由な活動を得ることが、彼女には最優先だった。
私は手術前後の注意点ばかり話をした。
彼女の生き方とゆるぎない決意を尊重した。
手術に臨むまでに、あと5時間をかけて内転筋、深層外旋六筋、小殿筋、中殿筋の柔軟性を出させ、坐骨神経の伸張をしっかり行い、手術後の経過が順調に運ぶような準備をする、ということを彼女に話して終了とした。
このような考え方の方もいます。
他にも同じ考えの方はいます。
とにかく人工関節にして生活を楽にする。
人工関節がだめになったら入れ替えればいい。
ということで2回目の人工関節の手術をして9年目という方もいる。
主治医からは『10年しかもたない。』と言われている。
私が施術を始めて5年、来年末で手術後10年になる。
このような方の人工関節も長持ちをさせたいと思うのだ。
昨日の彼女の術前術後のケアーを責任を持って行いたい。
術後、彼女が杖なしできれいに歩けるように・・・絶対にする!
術後、彼女が笑顔で歩いている姿を早く見たいと思った。
(ブログに書かせていただくことは、本人の許可をいただきました。)
変形性股関節症を怖がらないでね
にして良かったと思ってます。再置換の時まで楽しい生活を送りたいと思ってます。そのためにもメンテナンスはしっかり行いたいです。今日先生の所におじゃまします。よろしくお願いします。
痛みを抱えて60歳になるまで耐えて、外出するのも大変な生活するよりも、普通の30代の生活がしたかったんです。
人工股関節の再置換を考えると不安になることもありますが、mark先生もいるし、どうにかなるさ、と楽天的に考えてます。
ね、先生、40年もたせるんですよね、私の人工股関節!
「手術楽しみ!」だったのが、だんだん「あー筋力ないんだよな、だいじょうぶかなあ」というずっと前からココロの奥底にあった不安(なのに何もしてなかった…)が押し寄せていたときに、先生のブログに出会いました。
で、一週間後には銀座出陣!!即行動です。
あ、思ってたほど悪くないんだ!そっか、そういうことなのか。先生の説明を受けて納得。
一気に不安はなくなりました。
手術、やっぱり楽しみです。
強い味方ができて本当にうれしい。
ありがとうございます。頑張り過ぎないように頑張ります。
“変形性股関節症の患者さんは・・・”なんてひとくくりでは話ができませんね。
個人差ですね。
個々人の身体の状態や考え方、心の状態に合わせた施術、助言、指導が必要なんだとつくづく感じます。
正解はひとつではないんですね。
私は非常に怖がりです。
病院も手術も怖いです・・・小心者でございます!
人工股関節って一口に言っても
色々なケースで人工股関節になりますから
術前術後のケアが個々違うと思います。
術後痛みも少なく快復する人もいれば
思ったほど痛みが軽減されずに
歩む人もいます。
私はリウマチから人工股関節になったのですが
骨折から人工になった人や、子供の頃からの
脱臼が原因で人工になった人とは
術後の痛みが違うように思います。
先生の治療は素晴らしいと聞いております。
これからも変形性関節症で悩んでいる患者の
立場にたっての治療を広めて下さいませ。