股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

骨髄ドレナージ法 2

2009-04-24 00:58:30 | 手術のこと
●骨髄ドレナージ法●
『関節の骨や軟骨の表面にひび割れのような傷ができると、そのひび割れから骨の中の骨髄内に関節液が入り込んで、骨髄の中の内圧が上がるため神経のある骨膜を刺激するので激しい痛みが出るのです。』という考え方に基づいて、「骨髄ドレナージ法」という局所麻酔による手術にて、骨に穴をあけて、中の骨髄と関節液を抜いて、内圧を下げることによって、骨膜に感じていた痛み(=股関節痛)を取りさり、完治させるという方法。



骨髄ドレナージ法の説明にはいる前に、おそらくこの方法は誰にでも適応される方法ではないだろうということはを前置きしておきます。

骨にひび割れ(慢性骨折)が起きる可能性のある、いわゆる“末期”の方が適応となる場合が多いと考えます。
さらに付け加えれば、筋肉の施術にても、痛みのコントロールしづらい方が適応になると考えます。



そもそも、骨髄ってなんでしょう。

脊髄(せきずい)は、背骨に守られて背中に存在する神経です。
しかし、骨髄(こつずい)は神経ではありません。
わかりやすく言うと“血液”です。

では骨髄はどこにあって、どんな働きがあるのでしょうか?
そのヒントは次の写真に隠されて・・・




・・・この写真には隠されていなかった。

実は、次の写真に隠されている!



この写真は、大腿骨を切断して下から見た写真です。
大腿骨は、ホースのような構造で、その中に赤いものが見えます。
この赤い部分が骨髄です。
骨髄の間には、れんこんのように白い薄い骨が見えます。
この骨は海綿骨(かいめんこつ)と言って、骨を丈夫にする働きがあります。

つまり、大腿骨の外観はホース状で、中身はれんこん状の薄い骨の部屋があり、その隙間に骨髄が埋まっている感じです。

骨の中には骨髄があるんです。
そういえば、“骨髄移植”という言葉がありますが、骨髄移植は骨髄提供者の骨盤に針を刺し骨髄を抜き取るんですね。


骨の中にある骨髄の役割は、造血機能がある骨髄幹細胞により、赤血球、白血球、血小板などの新しい血液成分をつくっているのです。



こんなところで新しい血液成分が造られていたんですね。



では、“骨髄ドレナージ法”のドレナージってなんでしょう

ドレナージ(=ドレナージュ)とは過剰な体液を排出させる事を言います。
つまり、骨髄ドレナージとは、骨髄を骨の外に取りだすということです。


どうして骨髄を骨の外に取り出さないといけないのか?

どうして銀座松屋に中野美奈子がいたのか?


・・・つづく。




変形性股関節症を怖がらないでね







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