股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

筋力よりも大事かも

2007-03-06 14:48:55 | 施術のこと
人間は骨や軟骨、筋肉、神経、血管、内臓・・などからできています。
あくまでも血管と神経が正常と言う条件下では、筋力よりも関節の動きのほうが重要かもしれません。

関節の動きは軟骨や骨の変形の影響はほとんど受けません。
皆さんの中には骨や軟骨の変形によって関節が動かないと思っている方が多いと思います。

関節の動きを悪くするのは、まず第一に筋肉の痛みです。
ある方向に関節を動かそうとすると痛い、その痛みが怖いから動かさない・・・この状態が長く続くと筋肉は縮み、靭帯は硬くなるでしょう。

通常、関節が硬くなるのは筋肉と靭帯(軟部組織とも言います)と考えるのが一般的です。
ですから関節を硬くしない条件は、痛みが出たらすぐにその痛みを取ることなんです。
これさえできていれば関節は硬くならないはずですし、股関節変形の進行を止めることにも役立ちます。

関節が硬くなると、筋肉は十分使えなくなりますので、筋力トレーニングの効果も少なくなるのです。
また、爪を切ったり、靴下を履いたり、座ったりと言う生活活動も制限され、生活によって行える筋力トレーニングも少なくなってしまいます。

筋力も大事ですが、その筋力を十分発揮できるように関節は硬くしたくないですね。
現在関節が軟らかい方も、いくぶん硬い方も、もうこれ以上関節を硬くしないようにセルフケアーしていただきたいです。
その人の身体の歴史によって個人差がありますが、筋肉をほぐすと結構関節が軟らかくなるんですよね。

ちなみに、関節の動きのことを関節可動域(ROM:アールオーエム:Range of Motion)と言います。





変形性股関節症を怖がらないでね