イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

ブロッコリー、真冬の移植、大成功

2013-04-04 12:12:27 | 農業
  

 前の拙ブログで真冬のさなかに、ブロッコリーを移植したことを報告した。露地栽培で厳冬の二月に移植をすることなんて普通は考えられないことである。

だからブログのタイトルには「禁断の移植」とまで書いたのである。少し畑をやっている人ならそんなことは、あり得ないことと承知している筈である。

しかし、イワン・アサノヴィッチは敢えて禁断の移植を行ったのである。理由は簡単で、新しい畝場所が必要になったので邪魔なブロッコリーを廃棄処分しようとしたが勿体ない気持ちになったからである。

前のブログでも書いたが、移植には慎重な施しをしたことは言うまでもない。移植だからと言ってただただ引っこ抜いて、別の場所に植え直したと言う訳ではなかった。

ロッコリーの根回りの土はほぼ完全に付けたままにしたのである。そして、引っ越し先には寒さ対策で腐葉土と堆肥を深くまで入れておいたのである。

根付きを良くする為の潅水は敢えてせずに数日間放置しておいた。水分が地中で凍りつき、根を傷めないようにするためにである。

幸い数日後に降雨があり、自然潅水と共に根っこへの温度慣らしも自然気象の営みの中で出来たのである。温暖な千葉県ならではのことである。

写真を観て頂きたい(CGなどではない。(笑い))。丈夫そうな若葉が、暖かくなった陽光を受け始め、よし!新天地で頑張ろう!と言ってくれているようである。大成功でした。

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反骨官僚・古賀茂明氏との共通点-2

2013-04-02 18:59:49 | 社会・経済
  

前の拙ブログで標題のとおり、反骨官僚の古賀茂明(敬称略)の著書「信念をつらぬく」を読んだ感想を記述した。

驚くほど古賀茂明とは共通点があるので、読みながら「そもそも子どもの頃から考えていたことが似ていたのだな…」と、ひとり合点していたのである。

例えば、古賀茂明は中学生の頃、クラスの不良仲間と割と仲が良かったそうだ。実はイワン・アサノヴィッチも彼ら不良仲間と特に連(つる)んで行動したことはなかったが、いつも対等に接していたし、彼らもそれを認めていた。

不良仲間はクラスの中では少し白眼視されていた。触らぬ神に祟りなしと言う具合に、クラスメートは必要以上に拘わることを避けていたのである。それは不良仲間たち自身も内心承知していたことだったのである。

彼らが本屋で万引きしてきたらしい本をひけらかし合っていた時、ちょうど欲しかった参考書が目に付いた。『おまえら、どのみち勉強なんかしないのだから、半額で売ってくれ。』と言って、快く売って貰ったこともあった。(笑い)
 

氏の書籍に話しが戻るが、目からウロコの記述があったので紹介する。

pp198
「電力が足りないと言うウソ」の項を読んで今さらながら驚いてしまった。即ち、東京を含めた関東地方で最大の電力需用者は東京大学だったと言うことを識っていた人は殆どおるまい。

たぶん大企業本社や同工場だと思っていたはずである。 その東京大学が原発事故以降、電力使用量を「見える化」する努力をして、節電に率先的に協力して約3割の削減に成功していたのである。こう言う事実を国民は先ず以て知らされて居ないのである。

原発推進派は原発を稼働させないと電力が足りない、と言っているが首をかしげざるを得ないと元通産官僚の著者は言っている。

また、西日本の電力各社があげた2011年夏の需要ピーク時の数値は、各地方電力会社の猛暑時の数値を単純に足した数字で、作為的であることも書かれている。

100万回のウソは,やがて
真実になる。』とはヒトラーの言葉だが、こんなことは元キャリア官僚が政府を追われた後に書くことではなく、先ず以て新聞・テレビのメデイアが報道し、「政官財癒着」の輩の狡猾をスッパ抜くべきことなのである。

そのことが真に国民の為の公正なメデイアの指名・役割を証明することになる筈ではないか。

3・11以降、国民は徐々にではあるが「政官財癒着」の策略を見抜きつつある。幸いにも反骨官僚・学者・評論家・識者が多くはないが立ち上がりつつある。

イワン・アサノヴィッチも某県庁の反骨役人で生涯”ヒラ職員”で定年退職をした。しかし、 地位やカネには代えられない、信念を貫いた喜びがいまだに存在する事はむしろ幸せでる。