長岡市議会議員 関みちお の まちづくり派ブログ

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全国都市問題会議 その2

2011年10月08日 23時51分21秒 | Weblog
九州新幹線が全通し、青森から鹿児島まで新幹線のレールがつながったのはいつかわかりますか?

正解は今年の3月12日です。

でもレールはつながっても新幹線はつながりませんでした。

青森から鹿児島行き新幹線がないのはもちろん、九州新幹線開業の前日、東日本大震災が起こり、東北新幹線が不通になりました。

何故こんな話をしたかというと、今回の全国都市問題会議は都市の魅力と交流戦略~地域資源×公共交通=地域活性化~と題して開かれ基調講演にJR九州社長 唐池恒二氏のとてもユニークな九州新幹線とまちづくりと題した講演がありました。

冒頭開業時にテレビコマーシャルで流そうとした3分余にわたる映像が流されました。

鹿児島中央駅から博多駅まで開業前に試験列車を走らせた時に沿線に2万人を越える人が集まり、ありがとうと書かれた新幹線が走る、その映像を編集し流そうとしたそうです。

それが素晴らしいのです。

4回程流されただけでお蔵入りとなったのがYouTubeで流され、凄いアクセス数となりDVDとなり義援金プラス原価販売することとなりました。(現在完売中)

JR九州は公共交通機関としてだけでなく、地域資源を活かす列車を走らせたり、ユニーク列車を走らせ地域がそれを活用しまちづくりに取り組むなど様々な九州の魅力を発信してることを経営者としての立場からおもしろおかしく話されました。

最後は「気」を満ち溢れさせる大切さを述べられましたが、唐池社長の九州各地を愛する「気」持ちと交通機関からまちづくりを手助けする熱「気」が十分に伝わる素晴らしい講演でした。

是非JR九州に乗りましょう!

参考までに海幸山幸・指宿の玉手箱・つばめが今のおすすめのようでした。

他には鹿児島市の森博幸市長(長岡市・富山市も森市長)の新幹線の開業効果をまちの力に!と題した講演では鹿児島市の政策の話もされた中で路面電車の軌道敷地の緑化の全国初の取り組みや観光電車や桜島フェリーの活用など公共交通を生かした魅力づくりについての講演等がありました。

全国から市長も多く参加されるので、この度も長野県上田市長を始め岡山県倉敷市長・愛知県豊橋市長からも報告がありましたが、もっと市長からの事例発表が多いとおもしろいのになぁ~と思います。



ところで今回鹿児島市だったので是非行ってみたい場所がありました。中心市街地にあるマルヤガーデンズという商業施設です。





このビルは三越が営業してましたが閉店しました。

様々な選択肢から昔のデパートを復活させることにしました。

ただ三越でさえ撤退した商業施設をそのまま再開してもダメなのでコミュニティデザイナーの山崎 亮さんを加え各階にコミュニティが自由に活動できる場所を持つ新たな商業施設にしました。(この辺の詳しいことは山崎亮著のコミュニティデザインをお読みください)

コミュニティ活動ができる商業施設?

長野市のもんぜんぷら座との違いは?

ホントに活用されてるの?

と様々な疑問もあり折角鹿児島市へ行くなら是非覗いてみたいと思ってました。

名前のガーデンズに負けない屋上部に緑の多い庭を持ち、店内もゆったりとした配置でベンチやフリースペースも明るい場所にあったり、各階売場にあったコミュニティスペース(そこがガーデンと呼ばれている)がありました。

また場所があるだけでなくコミュニティやNPOなどが売場に合うプログラムを行い、またテナントもプログラムに協働してプログラムの魅力を高めるなど素晴らしい施設でした。

ハードのデザインと連動したソフトのデザインを造りあげた山崎亮さんに驚かされました。

コンサルタントがつくるものと違い、人という温かさが伝わるものをデザインするという凄さに圧倒されました。

久しぶりにまちづくりにワクワクさせられ熱く(実際鹿児島市はまだ暑く、半袖でした)なることができ嬉しかったです。

それからJR九州の唐池社長は宮崎県飫肥を奨めてられました。

九州のまちづくりはおもしろいとこが多いのでJRを使って是非九州まちづくり巡りを!
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