暑い日が続いてます。
つい冷たい飲み物に手がでる毎日です。
たんぼの稲もぐんぐん伸び、しっかり成長しています。
一時イモチ病が心配されましたが、この日差しで大丈夫なようです。
先週月曜から三日間、議員になってから必ず参加している地域活性化センター主催の地域再生実践塾に参加してきました。
第一回目は市民協働に関しての内容で行われます。
今年のテーマはまちづくりにおける協働の役割で、「札幌市における住民協働の取り組み」や「住民やNPOとの協働の取り組み」を取り上げ講義とフィールドワーク その後グループワークでの取りまとめや発表を行いました。
市の市民自治推進課長の講義では自治基本条例とまちづくりセンターを拠点とした札幌市の取り組みについて話されました。
札幌市の自治基本条例には市民との情報共有・市政への市民参加・身近な地域のまちづくりへの参加と3点ポイントがあります。
長岡市でいうところのコミュニティセンターの類似施設として札幌市の中学校区にはまちづくりセンターがあります。
市内87か所のまちづくりセンターを自治基本条例の実践の場として位置づけ地域のまちづくり活動の拠点にしています。
今後はまちづくりセンターの地域自主運営化をすすめ コミュニティ政策を加速させたいということでした。
もう一方は市民活動促進担当課長が市民によるまちづくり活動を支援する基金について説明されました。
さらには中間支援組織の市民活動サポートセンターの取り組みについての3点が行政サイドからの講話でした。
翌日は地域で自主運営もされ、コミュニティレストランも展開された地区のまちづくりセンターや市民活動サポートセンターのある札幌エルプラザ等の実際の現場を視察させていただきました。
ハード面では市民活動サポートセンターのある札幌エルプラザは男女共同参画センターや消費者センター、環境プラザと4施設が入る立派な建物でした。
まちづくりセンターもそれなりに使い易い建物なんでしょう。
でも長岡市の市民センターやコミュニティセンターの方が札幌市以上に力が入っているなぁ~と実感しました。
市民協働条例も住民自治基本条例も長岡市にはありませんが、条例以上の実績が行政にはある!と思いました。
では足りないのは市民力なんでしょうか?
四年間市民協働について地域再生実践塾で学ばせていただきました。
行政サイドにおいては長岡市は充分先進地です。
でも市民活動の先進地というには何かが足りない気がします。
お金の面でも札幌市のまちづくりセンターに対する助成金より長岡市のコミュニティセンターに対する補助金の方がある意味多いし、様々な点で長岡市は進んでいます。
逆にいえば進みすぎで住民が追い付いていけない気がします。
またNPO法人に関しても特化ばかりが進み市民活動の底上げに到っていない気がします。
以前協働について私信を述べましたが、協の力がそれぞれ別方向を向いている気がします。
まちづくりは横のつながりづくりですが、行政の縦型で協働を進めているようで力が横に三つ並んでいる感じです。
並列ならば掛け算にしないと力が発揮できません。
協はあくまで足す+のですから、重ね合った力にならないといけないはずです。
どのセクターの力が下支えするかでなく、それぞれが得意な時に下支えに回ればいいのでしょう。
札幌市で学校の再利用を管理するNPOの方や子供劇場の主催者の方、まちづくりセンターの役員の方などをみてるとうらやましいくらい嬉々として取り組んでられました。
行政が市民協働を推進することなど関係ないように自分たちは自分たちで行政ではできない市民側に立った問題解決をミッションに頑張っている姿が印象的でした。
長岡市での現在の市民活動をみていると行政からの補助金を貰うことを当てにした活動が多い気がします。
市民活動助成金制度もなんか貰ったもん勝ちな様相で市民活動を持続可能なものになってない気がします。
どうしたら市民活動が盛り上がるのか?
そこが長岡市において一番の問題ではないかと思いました。
この地域再生実践塾は結構行政マンの方が多く参加され、開催地のみならず各地の話も聞け楽しめます。
こういった研修に是非長岡市職員の方も参加されればいいのになぁ~と思ってます。
庁舎やネットでの勉強も大切ですが、現場や人との付き合いを学ぶ意味でもこのような研修に参加して欲しいと思います。
日中は確かに暑いのですが、夕日はなんだか随分秋の陽っぽくなった気がします。
夏至から一ヶ月も経ち陽は短くなるばかりです。
青々と伸びる稲もあと一ヶ月後には刈り取りが始まります。
無事に秋の収穫が進むことを願っています。