ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第756号 非情なカミナリ!

2012年10月12日 | 町の話題
昨日の当地の天気予報は、「雷雨」だったが、
軽い雨のみですんだのは幸運。
今年は全国的にカミナリの出没?が多かった。

江戸時代の絵画を見ると、彼は頭に角2本を持った鬼で、
虎皮パンツを穿いて、背中には豆太鼓を背負っていた。
この頃でも、恐ろしい存在であったのが証明されている。

数ヶ月前、大阪郊外のライブ公演会場に雷鳴が響いた。
開始前とはいえ、観客は相当数。
大方は近くの既設公衆トイレに逃げ込んだが、
入れなかった人たちは、このトイレ近くの木の根元に避難。
雷雨から身を守ろうとした。

しかし、カミナリは容赦なくこの木を襲い、2人の人命を
奪ったという。
人生は紙一重で、幸、不幸に分かれるものだと、改めて思い知らされた。

函館での落雷による死者は、ここ十年はなかったような。
しかし、今から20数年だったと思うが、信じられない落雷死者が出た。

新婚旅行に函館を選び、楽しんでいた若い二人。
函館山麓にある函館公園で悲劇は起きた。
雷鳴が鳴り響いたために、公園内にあった「東屋」に避難。

「東屋」の構造はすごく簡単。
外壁兼内壁は腰の高さまで。
カミナリは、ご主人のズボンベルトバックルに落ちた。
即死だったと新聞は伝えていた。

美しい夜景、ロマンあふれる町並みをご覧になりたくて、
楽しい記念となる新婚旅行に函館を選んで下さったのに・・・。
お見舞いの言葉がうかんでこなかった。


ミカエル


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