ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第239号 元町にもあった”ルルドの洞窟”~カトリック教会

2008年03月12日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

所在地=函館市元町 函館元町カトリック教会
(写真をクリックすると拡大できます。) 
 
昨年の11月、市内の観光ボランティア団体が主催して「元町てくてく案内」が開催され参加することにした。
これは、市民や観光客の皆さんに「もっと函館の良さを知ってもらいたい」という趣旨で企画されたもの。
さすがに皆さんはよく勉強されていて、ガイドとしての知識は広く深かった。

公会堂を現在建てるとしたら、その工事費は約16億円。
ハリストス正教会の屋根についている横三本の十字架の形の由来は?
国際開港地に多く見られる和洋折衷住宅。
函館のは階下が和風で二階が洋風。
ところが、神戸では逆というから興味深い。

この”ルルドの洞窟”も、所在すら知らなかった。
教会通りの石塀の陰にある。

幕末に、蝦夷地に藩庁を置いた松前藩が経営する「大千軒岳金山」があった。
ここでは多くのキリシタンが働いていたのだが藩はこれに目をつぶってきた。
しかし、九州で「天草四郎の乱」が表面化するや、幕府からきつい弾圧を命じられ処刑へと方向転換。

教会では年に一回、この処刑跡地でミサを行っている。
風雪厳しい鉱山での採掘作業。
そのなかで、心のよりどころになったのは「主の教え」だったに違いない。
どうぞ、安らかにお眠りを。

ガイドの皆さん。かなり遅くなりましたが有難うございました。


                      



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
進んだ環境整備 (ミカエル)
2010-04-30 19:24:51
ヨゼフさん、こんばんは。
両修道院とも礼拝堂を新築、自由にお参りができるようになりました。
近いところにあるコピーでも心は伝わりますね。

女子院は、周辺が宅地化されたのに伴い、男子でも入れるようになりました。
ところが男子院は相変わらず女性厳禁。
開かれた修道院に期待をしているのですが。
ミカエル
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ルルド (宝塚のミカエル・ヨゼフ)
2010-04-29 23:38:47
湯の川のトラピスチヌ修道院の訪問記楽しく読ませていただきました。まだ学生だった昭和33年頃紹介を得て、当別のトラピスト修道院を訪問したことを思い出しました。きっと同じような体験をなさったのでしょう。あちこちのルルドはわざわざフランスに行かなくてもいいし、心も安らぎます。
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ルルド (宝塚のミカエル・ヨゼフ)
2010-04-29 23:36:49
湯の川のトラピスチヌ修道院の訪問記楽しく読ませていただきました。まだ学生だった昭和33年頃紹介を得て、当別のトラピスト修道院を訪問したことを思い出しました。きっと同じような体験をなさったのでしょう。あちこちのルルドはわざわざフランスに行かなくてもいいし、心も安らぎます。
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