ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第707号 一年が過ぎて

2012年03月12日 | 災害
東日本大震災から昨日で一年が過ぎた。
各地で霊を弔う式典が行われ、悲しみが一層増してきた。

地元紙の報道によれば、
死者 15、854人
行方不明者 3、155名
避難・転居者 343、935名
と発表されている。(2月23日復興庁まとめ)
(インドネシア津波では死者・行方不明者合わせて22万人)

冷たい海の中で一年を越された犠牲者の無念さを思うとき、
涙が流れてしまう。

報道特別番組を見て驚いた。
陸前高田市の出来事。
市役所は海から一キロほど。
四階まで津波が押し寄せ屋上に逃れた人たちは助かった。

しかし、向かい側にある指定避難所・市民会館へ非難した方々は
不幸なことに命を奪われた。

津波がくる時は、一度海水が遠くまで引くという。
陸前高田市でもその現象が見られたという。
高校生のころ「チリ津波」が、函館までやってきた。
このとき、青函連絡船桟橋で状況を観ていた。
確かに遠くまで海水が引き始めた。
津波の前兆とも知らない人々は、海底に残された貝や魚を求めて
殺到した。

お年寄りの制止の声「早く陸に上がれ!津波がくるぞ!」。
あわてふためいて陸に上がった人々。
九死に一生を得たのだった。

函館の津波は不可解だ。
函館山から見て、左側(旧連絡線航路)はいつも津波の被害をうける。
反対の右側が、影響なしである。

この疑問を解決する学説が地元紙に掲載された。
一言で表現すれば地形のせいとのこと。
永らく住んでいないと、このような現象は分からないと思う。

今日の函館は、重たい雪。
お日様は出ていないが、気温はプラス。
一日も早く帰郷できますように!
早く幸せになられますように!
心から願っております。

ミカエル


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TUNAMI (ちかすけ)
2012-03-13 01:23:21
お久しぶりです。
ミケさまのお身体はいかがですか?

あれから1年なんですね・・・
私も思っておりました。
函館の津波は、なぜ大森浜側は無事で、
函館湾から駅前に侵入するのか?
チリ地震の時も駅前が浸水したんですよね?
私の父親も当時高校生だったので、記憶が
あるとのこと・・・。
地元紙に学説が載っていたなんて・・・
見落としてました。
じっくり読みたかったです。

私が今、住んでいる町も海抜が低く、実家も
駅からほど近いので、心配です。
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ちかすけさんへ (ミカエル)
2012-03-13 09:48:05
おはようございます。
本当にお久し振りですね。
でも、足跡を残さないで、ご訪問くださっていたのでしょう。

ミケのこ心配をして下さり、有難うございます。現状維持の状態です。
お医者からは、手術を勧められておりますが、時期をみての事になりそうです。

海抜表示板が、市内のあちこちに設置されそうですね。
自分の住んでいる高さが分かって避難の目安になりますね。

お子さん、大きくなられたことでしょう。
楽しみですね。

今年は雪が多くて大変。
近くの横道には、車が埋まってSOS。
でも、もう少しで全面路面が露出。
雪解けが急ぎ進んでいます。


お父さんと私。
同じ年齢かも知れませんね。
皆さん、お元気でお過ごしください。

ミカエル


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