今年は、ミケの体調が思わしくなく、旅行は春先の1回だけだった。
持病のリューマチは進行し、歩行時には片足をひきずっている。
でもまだ、自分のことは自分でできる。
師走に入り、気分転換を兼ねて、「外で夕食でもしないかい?」
「行きた~い!」。
二人とも生まれて初めてのクリスマスディナーに行くことにした。
息子と親戚3人も交えての6人。
会場はJR駅前のホテルにした。
別に芸能人のショーではなく、単なる夕食会だ。
個室には円卓が待っていた。
部屋には、クリスマス音楽が静かに流れ、気分は盛り上がった。
次から次と運ばれてくる珍しい料理。
それと握り寿司を前に和気あいあい。
話に花が咲き、ミケの表情も和らいできた。
息子は大学生時代、ホテルで宴会係りのバイトをしていたから、
皆に盛り付けをしてくれ、張り切っていた。
デザートは、「白ゴマのムースとカシスシャーベット」。
美味しい物を食べたあとは、満足な笑顔になる。
全8品のディナーは、17時にスタートし19時に結びとなった。
「また来ましょうね!お父ちゃん」。
「そうだね!」。
帰路、街角にあふれるクリスマスツリーが幻想的だった。
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