ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
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第584号 懐かしいお宝看板が・・・

2010年12月09日 | 珍話、懐古品、珍品

ここは湯の川地区。
市電通りの一本裏の居酒屋さんで、こんな懐かしい看板を見つけた。

材質はホーローだから丈夫で長持ち。
昔は建物の外壁がほとんど板張りだったので、
これらを釘で打ちつけたものだった。

 

店をやっていようがいまいが、一枚何円かの料金を支払って貼らせて
もらっていたようだ。
今でも郡部へ行くと、錆付いた状態であちこちに残っていてるのを目にする。

これは大村昆ちゃんのヒット看板。
この3枚の中では一番新しい存在だ。
鼻メガネが好評で、売り上げに大きく寄与したらしい。

 

「足袋」といえば福助だった。
大きな耳たぶとちょんまげ姿、両手をついたお辞儀が印象的。
現在、足袋を履くのは専ら女性で、その機会は着物を着て、
そして草履を履く時だけに限られるようになってしまった。

私が子供のころは、学生服に足袋だった。
靴下の普及につれ、姿がうすくなってしまった。
横書き文字のスタートが右からだから、戦前の物だろう。

 

こちらは堂々の大きさを誇る「ライオン蚊取り」.
「おはようからおやすみまで・・・」の会社の製品。
小学生のころ、夏、各家庭では夜になると「蚊帳(かや)」を吊り、
その中で寝たものだった。
吊るすのは簡単だが、たたむのには骨が折れた。

下水が普及して「どぶ」がなくなり、蚊の発生も極端に少なくなった。
家の構造も洋間化して、かやの出番はなくなった。
ところでかやは、何処へ行ったのだろうか?

 

ホーロー看板を見ていると、いろいろな想い出が湧き上がってきて、
懐かしさを誘う。

この看板は、日本が世界に誇れる文化とも言える。
そして、街中にさりげなく残っていると、「いぶし銀」的存在を感じさせる。
また見つけたら、アップしたいと思う。


                  

 

 

 



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