我家にお客様が見え、函館市内をご案内していると、「箱根の箱館から現在の函館になったのはいつからですか?」と聞かれることがよくある。
(このブログでも、新旧両文字を交えながら投稿している。)
「それはね、箱館戦争が終結してからですよ」と答えている。
確かに、明治2年5月18日に榎本武揚以下旧幕府脱走軍全員が、明治政府軍に降伏した日以降であることは間違いないのだが・・・。
では、その日はいつなのか?。
一般的には明治2年8月説と9月説があるとしながらも、後者が有力だとする見方が多い。
8月説~8月15日に「蝦夷地」を「北海道」と改称する旨の太政官布告が出されたのと同時に箱館も改めたという説。
9月説~9月30日、箱館に開拓使出張所が開庁する旨の布告が出された時に改めたという説。
しかし、市中でも政府公文書でも「箱館」「函館」は明治10年頃までは混用されていた。
改字理由は明らかでないが、竹や木で作られた弱弱しい「箱」よりも、材質を問わない大容量の「函」に改めることにより町の発展を願ったのではないかと思われる。
同時期、「大坂」も「大阪」に改字されている。
ミカエル
函館人は経過を知っていますから、使い分けをしているだけのこと。
他県の方は、「意識しなくても」と思います。
明日は雛祭り。
我家のお雛様もお飾りし、桜餅を上げました。
コメント有難うございました。 ミカエル
今まで使い分けた事がなかったです!
これから意識します^^;