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WTO加盟やっと正式メンバーに

2012-09-01 | ラジオ
ロシアのWTOへの加盟議定書が本日発効した。本日22日、すべての文書の批准後1ヶ月が経過し、ロシアは156番目の加盟国となった。近いうちにロシアからの輸出品への制限が撤廃される。ロシアの経済界はこの動きを歓迎している。
加盟交渉の開始からほぼ20年が経過し、ロシアはやっと正式メンバーとなることが出来た。

ロシア政府は貿易における権利と共にすべての義務を負うこととなる。現在、約20カ国で70以上の規制がロシアに対して科せられている。今年の秋からそれらの規制の撤廃に向けた動きが始まることになり、ロシアは外国市場において安定した条件を得ることができると、ロシア科学アカデミー経済研究所のドミトリー・ソローキン副所長は指摘している。
「WTOに加盟しないことは意味がない。今日の世界は統一の経済システムからなっている。ほとんどすべての国がWTOによるルールに従って動いている。加盟しないというのは、それだけで損失となる。
ロシアの商品が規制されるということはその例だ。現在そのような規制をロシアに科すことは禁止される。ロシアは裁判で、そのことを争う権利を得たからだ」
副所長は、このようにコメントしている。

同じく重要なのはロシアが国際貿易のルールの策定に、参加できるようになるということだ。経済学者のスピャン氏は指摘している。
「WTO加盟のメリットはたくさんあるが、短期的なものではない。長期的に見てロシアが得をすることは疑いの余地がない。
そもそもロシアのような巨大な国が長い間、国際貿易のルール作りや貿易問題の調停などに、参加してこなかったこと自体がおかしなことだ。またロシアからの輸出にとってもプラスとなる。アルミ(?)や他の金属のメーカーにとってもだ。それらの分野でロシアは大きな競争力を持っている。
一方で、ロシアのWTO加盟によって、ロシア経済にマイナスになることもある。特に輸出税が廃止されることになるからだ。
経済発展省はすでにWTOにおける、ロシアの国益を守るための戦略プロジェクトを策定している。輸入関税撤廃については数年にわたって段階的に行われることとし、ロシアの消費者は恩恵を受けることとなる。

(?)は若い男性アナウンサーの、あやふやな喋りで何を言ってるのか不明

8月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル