森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

マツザカシダ

2007年11月20日 | Weblog
イノモトソウ科の「マツザカシダ」です。
鎌倉アルプスでみました。
栄養葉(幅が広い)と胞子葉の二つの形の
葉を持っています。
栄養葉は3対の側羽片と頂羽片があります。
胞子葉は柄が長く側羽片は線形です。
最初の写真は栄養葉です。
羊歯は地味な植物ですがわかってくると
面白いです。

羊歯の葉の 奥に射す日や 冬隣(遊仙)

光と陰の織り成す綾がみどころです。

これも栄養葉です。

細長いのは胞子葉です。
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マルバウツギ

2007年11月19日 | Weblog
ウツギ科の「マルバウツギ」です。
卯の花の「ウツギ」とは似ていますが
ちがいます。
どちらもリンゴのような実が生りますが、
マルバウツギの実には鍔(つば)があります。
ウツギにはありませんし、葉っぱが丸くないです。
以前はどちらも同じ花と思っていました。
勉強はするものです。

卯の花の 面影浮かべ リンゴ見る(遊仙)

初夏の卯の花の姿を目の前に浮かべながら
冬のリンゴの形の実をみつめます。

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ノコギリシダ

2007年11月19日 | Weblog
イワデンダ科の「ノコギリシダ」です。
写真では小さくてわかりにくいですが、
頂羽片がありません。
葉っぱの形が西洋のこぎりの刃のようになっています。
鎌倉天園から鎌倉宮へ下る谷に生えています。

紅葉谷 ノコギリシダに 日の射しぬ(遊仙)

紅葉谷の木漏れ日がノコギリシダの
上に落ちています。
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ツルデンダ

2007年11月18日 | Weblog
オシダ科の「ツルデンダ」です。
「デンダ」とは羊歯のことで、
連朶(れんだ)から来たそうです。
朶とは枝の意味です。
歯朶(しだ)とも書きます。
歯は齢(よわい)のことです。
この名前は子孫繁栄を意味して
いるそうです。

神代より めでたきものに 羊歯のあり(遊仙)

羊歯は葉の裏が白く、共に白髪になるまでと
長寿を祝うめでたいものだそうです。
一枚の羊歯の葉です。
葉の先に無性芽(むせいが)があり
これが地面につくと芽が出てきて
増えていきます。
「オリヅルシダ」のようです。
よくみるシダです。
名前を知らなかっただけかもしれません。
横浜自然観察の森から鎌倉天園への
道すがらみつけました。
胞子(ホーラス)の付いている
葉の裏です。
葉の縁に沿って胞子があります。
これもこのシダの特徴です。
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クマヤナギ

2007年11月16日 | Weblog
クロウメモドキ科の「クマヤナギ」
です。
横浜自然観察の森で遇いました。
つる性の樹です。
葉の脈が平行である特徴があります。

庭の木に 山の木に問う 小春かな(遊仙)

庭や山の木々に「こんにちは はじめまして
あなたはどなた?」
と話しかける今日この頃の小春日和です。

葉柄の茎への着き方に特徴がみえます。
葉柄の茎が芽を抱いています。
写真はさかさまですが。

この「クマヤナギ」を観察するために
今回この森へ行きました。
会えて感激しました。
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オカウコギ

2007年11月15日 | Weblog
ウコギ科の「オカウコギ」です。
5枚の葉があり、鋸歯がやや大きいです。
黄緑色の花が咲くそうです。
神奈川県に多いそうです。
これは、横浜自然観察の森で
見つけました。
「ヤマウコギ」と言うのもあるそうです。

逗子の町 端から端まで 小春かな(遊仙)

田越川沿いを久しぶりに歩き小春日和を
満喫しました。
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キチジョウソウ

2007年11月13日 | Weblog
ユリ科の「キチジョウソウ」です。
吉祥草と書きます。
このはなが咲くといいことがあるそうです。
今、満開です。
11月12日ごろ咲くようです。
山路にも生えています。
赤い実が生ります。

秋深き 何かいいこと ありそうな(遊仙)

ヤブランのような葉っぱです。
 
赤紫の花です。
逗子市の二子山の林道に群生しています。
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リンドウ

2007年11月12日 | Weblog
リンドウ科の「リンドウ」です。

竜胆の したたる青の 山路かな(遊仙)

この花の青紫は別格です。
秋深くなると咲き始めるようです。
秋の七草に入れたいくらいです。
道志村の林道でみつけました。
竜胆と書いて「リンドウ」と読みます。
根っこが胆汁のように苦いとかで
この名前になったとか。
「りゅうたん」が変化して「りんどう」に
なったそうです。

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ヤマブドウ

2007年11月11日 | Weblog
ブドウ科の「ヤマブドウ」です。
葉っぱは大きく20cm位あります。
これは、ヤマブドウの実で食べられます。
平地にあるノブドウは食べられません。
おいしそうな黒い実です。
あれもこれも甲斐の国道志村の山中で
みつけました。
大きな葉っぱが落ちているので
直ぐにわかります。

かみしめる 一粒づつを 山葡萄(遊仙)

ブドウは、一粒づつ味わうとおいしいです。
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メグスリノキ

2007年11月11日 | Weblog
カエデ科の「メグスリノキ」です。
日光で発見されたので英語名で
nikko maple「日光かえで」と
いうそうです。
学名にも日光の言葉が入っています。
日光は薬草の宝庫だそうです。
これは山梨県の道志村でみつけました。
葉を煎じて眼を洗うところから
「メグスリノキ」というそうです。
これからは葉っぱ全体が紅葉していきます。
葉は3出葉です。

手にとりて 真っ赤に燃える 紅葉かな(遊仙)

緑と赤の補色のコントラストが美しいです。
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