森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

みずき

2005年12月20日 | Weblog
みずき科の落葉高木です。(座間の谷戸山公園)
みずきは、根圧(樹液の上昇力)が強く樹液が多く
春先、枝を切ると水が滴り落ちます。
初夏の花の代表選手の冬の姿です。
新しい枝は、短枝の部分から1-2本の
長枝がでて水平に広がります。
短枝は全て天を向いています。
長い枝と短い枝の分岐点の数を数えると
このミズキの歳がわかります。
葉っぱは、重ならないように配置され
太陽の光を集めます。

天を向く 水も滴る いい水木(遊仙)

枝振りがはっきりして、冬のみずきの姿もいいものです。
特徴がよく判ります。

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かなめもち

2005年12月19日 | Weblog
バラ科の常緑低木です。
新芽はアントシアンの赤い葉っぱです。
やがて、緑色になります。
細かい鋸歯があります。
垣根によく見られます。
冬には赤い実をつけます。
お正月の門松等の飾りに使われます。
実もつき方に特徴があります。珊瑚のようです。
「あかめもち」とも言うそうです。

お正月 飾りに花添ふ かなめもち(遊仙)


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ほしだ

2005年12月18日 | Weblog
ヒメシダ科の「ほしだ」です。
頂羽片(真ん中の葉っぱが一枚長く伸びています。)が、
誰がなんと言ったってこのシダの特徴です。
これは、久木大池ですが神武寺にも沢山あります。

この道は なんといっても 我の道 (遊仙)

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ほうらいしだ

2005年12月18日 | Weblog
ホウライシダ科の常緑植物です。
アジアンタムの仲間です。
蓬莱羊歯(ほうらいしだ)科の「たちしのぶ」
とともに美しい葉の仲間です。
ソーラス(胞子嚢群)が扇型の小羽片の先に着きます。
2回羽状複葉です。
東南アジアから来たそうです。
これは、逗子市久木大池の崖に生えていました。
もうすぐ、お正月が来ます。

去年(こぞ)今年 貫く羊歯 の如きもの(遊仙)

頑張らないで、自然に生きたいものです。
「生きるということは、生まれて死ぬまでの
生物の自然の生態系を言うようです。
死ぬということも生きるということの一部です。
何故、殺してはいけないかといいますと、こんなに複雑な生命体は
いったん壊すと元には絶対戻らないからです。
取り返しがつかないのです。殺すことは簡単ですが。
生きとし生けるものを大切にしましょう。」
ほうらいしだの葉っぱ

ほうらいしだ



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立ち忍ぶ

2005年12月17日 | Weblog
ほうらいしだ科の「たちしのぶ」です。
亜熱帯から暖温帯に分布します。
逗子市「久木大池」でみつけました。
葉っぱがにんじんの葉に似ているのが最大の特徴です。
葉は、薄く、ふわふわしている感じです。
冬でも枯れないので寒忍(かんしのぶ)とも呼ばれているそうです。

父も居り 母も居りけり 寒忍ぶ(遊仙)

むかしむかし、あるところに、安堵できる平和な時がありました。

たちしのぶ

立忍

たちしのぶ(2006.2.19久木大池)
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ヌカキビ

2005年12月17日 | Weblog
いね科の一年草です。
どこでも見られる雑草です。
秋田の竿灯のように実がぶら下がります。
すきまが広いので、すかすかという感じです。
「ぬかに釘」のように、「ぬかきび」の中を風が
手ごたえもなく、吹き抜けていきます。

風の子は ぬかきびのなか 吹き抜ける(遊仙)

という感じです。
写真も背景が写って、どこが「ぬかきび」かと迷います。
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ふうせんとうわた

2005年12月13日 | Weblog
ががいも科の「風船唐綿(ふうせんとうわた)」です。
とげとげの丸い実です。
面白い形の秋の実です。
中から綿毛のついた種子が出てくるそうです。
よく似たとげ棘のない「風船葛(ふうせんかずら)」はむくろじ科です。
因みに、「綿」は葵(あおい)科です。
三つとも似ていますが科は異なります。
風船唐綿、風船葛は垣根や庭先でしばしば見かけます。

風船の 唐綿の夢 ふくらませ(遊仙)
 
ふうせんとうわた(再掲)
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にしきぎ

2005年12月13日 | Weblog
にしきぎ科の錦木(にしきぎ)です。
コルク質の翼が特徴です。
真っ赤な葉と小さな赤い実
赤ずくめという感じです。
一際華やいでいます。
名は体をあらわすという格言がぴったりです。

にしきぎの 真っ赤に染まり 翼付け(遊仙)

にしきぎの実

にしきぎの翼

にしきぎの翼と紅葉

にしきぎのつばさ
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みつまた

2005年12月10日 | Weblog
沈丁花科の落葉低木です。(鎌倉 称名寺境内)
枝が3っに分かれているため「みつまた」
といいます。
強靭な繊維は、形成層の外側にある師管の
周囲にある師部繊維であり、和紙に使用されます。
剪定ばさみでもないと枝は切れないそうです。
春、黄色い花が咲きます。

冬去れば まず咲く花に みつまたも(遊仙)

まず咲く花は、「まんさく」ですが、「みつまた」も加えてあげたいです。
今はまだ、白い花です。
みつまたの花

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やぶらん

2005年12月10日 | Weblog
ゆり科の常緑多年草です。
山菅(やますげ)ともいいます。
万葉集にも出てくる昔から日本にある草です。
夏に紫色の花が咲き、秋に黒い実がなります。
地味ですが、野山でよく出会います。

あしひきの 山菅の根の ねもころに
我はそ恋ふる 君が姿に(万葉集)

「やぶらん」といいますが蘭ではありません。

やぶらんや 万葉の里 染めにけり(遊仙)

 
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